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第2回合格力判定サピックスオープンで男子校の上位層が増えた理由

分析

先日実施された第2回合格力判定サピックスオープンですが、マイページから合判資料をダウンロードすることができます。

その中で、学校別に各偏差値帯の志望者数が分かる表がありますが、男子校を受験するご家庭では、今回の合判資料を見て、「なんでこんなに上位層の人数が増えてるの?」と驚いた方もいるかも知れません。

特定の人気校だけではなく、男子校は全体的に上位層の人数が増えています。

結論から言うと、この理由は、

男子は全体的に偏差値が上がった(女子は全体的に下がった)

からです。

言い換えると、

男子の平均点と女子の平均点の差が開いた(平均点は男子の方がもともと高い)

ということです。

よく、「男子は最後の追い上げで伸びる」と言われますが、まさにそれが起こっているということです。

ちょっと気になったので、直近のテストの男女の平均点の差を計算してみました。(復習テストは除いています)

なお、男女合計の全体平均との差ではないのでご注意ください。

計算で男子平均点、女子平均点の両方を求め、その差を算出しています。

サピックス男女の平均点の差の推移
サピックス男女の平均点の差の推移(男子平均点-女子平均点)

予想通り、徐々に差が開いていることが分かります。

その中では、第1回合格力判定サピックスオープンは特殊で、男女の差がかなり詰まった回だったということが分かります。

そのため、第2回合格力判定サピックスオープンの結果を第1回と比較すると、余計に男子の上位層が増えたという結果になる訳です。

理由は正直なところ分かりません。

各教科毎の平均点の男女差は、第2回でまんべんなく広がっているので、特定の教科が原因ということはなさそうです。

この結果をどう考えれば良いのか

ざっくりですが、男子は平均すると偏差値が1近く上がった(第1回合格力判定サピックスオープンとの比較)というのが実態です。

一方で、合格確率の判定や偏差値表については、男子が最後に伸びることも考慮した最終的な到達点の予測のはずなので、今回のことで男子校全体が難化すると考える必要はないと思います。

また、女子については、平均して偏差値が1近く下がったと考えられますが、こちらも同様に、これによって女子校の難易度が変わることはないでしょう。

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