頌栄女子学院の学校ホームページに2025年の進学実績が掲載されたので、2023年~2025年の東京一科国医+早慶現役進学率の推移を見てみます。
東京一科国医+早慶現役進学率の定義
東大、京大、一橋大、東科大、国公立大医学部、早稲田大、慶応大への現役進学者数を卒業者数で割ったもの
※一部の旧帝大や私大医学部もこれに匹敵する難易度の学校がありますが、ここでは対象外としています
頌栄女子の東京一科国医+早慶現役進学率(2023~2025年)
進学先/入試年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
東京一科 | 16 | 14 | 14 |
上記以外の国公立医 | 4 | 3 | 3 |
早稲田 | 26 | 30 | 26 |
慶應 | 49 | 45 | 39 |
合計 | 95 | 92 | 82 |
卒業者数 | 195 | 209 | 198 |
東京一科国医 +早慶現役進学率 | 48.7% | 44.0% | 41.4% |
2年連続で数字を落とし、今年は41.4%となりました。
頌栄女子は早慶の合格者数、進学者数が日本でも有数の多さなのですが、慶應の進学者数が2年連続で減少していることが影響しています。
慶應は合格者数自体減少しているのですが、理由のひとつとして考えられるのが、頌栄女子から多くの合格者数を出している慶應法学部の配点が、2025年入試から以下のように変更になったことです。
2024年:英語200、地歴100、論述力100
↓
2025年:英語200、地歴150、論述力100
頌栄女子は帰国子女も多く、英語教育に強みを持っているため、英語力を生かして早慶の合格者数を多く出しているため、英語の配点の全体に占める割合が下がったことがマイナスに働いた可能性があります。
数学を受験科目に入れている学部が多い早稲田の合格者数が慶應より少ないものそれが理由だと思われます。
今後の慶應の入試改革で、更に英語の配点割合が減るようなことがあれば、頌栄女子にとってはマイナスとなります。
それでも、依然として早慶の合格者数は多く、娘に早慶に進学して欲しいと願うご家庭にとっては有力な選択肢となるでしょう。