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サピックス偏差値が変動した学校(2月1日男子・共学)2022年

分析

少し前に、サピックスの最新偏差値表が配布されましたが、昨年12月時点の偏差値と比較して、変動があった主な男子校・共学校をピックアップしてみます。

今回は2月1日分です。

武蔵:60⇒61(1

実質倍率が昨年の3.1から3.5に急上昇しており、当然の結果です。

偏差値62でもおかしくないと思っていましたが、今年の入試結果情報が公開されたら、また検証したいと思います。

同校の思考力重視という問題の特性も合わさって、偏差値上位層でも波乱の結果になっていそうな気がしています。

海城①:58⇒59(1

これも、志望者数の増加から、想定通りの結果です。

広尾学園小石川①:46⇒52(6
広尾学園小石川②:56⇒57(1

こちらも想定された通り、偏差値が更に上昇してきました。

ただ、本家の広尾学園の偏差値に近づいていることもあり、この辺で落ち着くのではないかと思います。

「広尾学園でなく、広尾学園小石川の方がいい!」というパターンはあまりないと思うので。

本郷①:50⇒51(1

数年前に人気上昇し、最近は落ち着いていましたが、ここにきて上昇しています。

中大横浜①:48⇒50(2

偏差値が50以上になると偏差値表的にも目立つようになりますが、今回50にのせてきました。

世田谷学園 算数選抜:59⇒58(1

お手軽に受験できる算数特化型入試の人気もひと段落というところでしょうか。

ドルトン東京 特待型:45⇒52(7

積極的なメディアへの露出を続ける同校ですが、更に人気上昇しています。

以前、夜に前の道路を車で通ったことがありますが、建物がライトアップされていて綺麗でした。(偏差値とは関係ないですが)

東京都市大付①:52⇒53(1

東京農大一①:50⇒52(2

開智日本橋 特待性(4科):49⇒50(1

これらは2月1日午後受験ですが、上昇しています。

三田国際②(ISC):51⇒50(1

サピックスの説明会等でも名前をよく聞く同校ですが、人気も一服というところでしょうか。

気になる点

少し前に記事に書いたとおり、入試分析会の資料から、駒場東邦の実質偏差値は56,57程度と考えていますが、今回60で据え置きとなっており、疑問に思っています。

学校への配慮以外に何か理由があるとすると、隔年現象で来年はまた人気が上昇することを見越しているとかでしょうか。

あと気になるのは、サピックス大衆化(全体平均レベルの低下)による偏差値の上昇です。

上記は、偏差値50以上で変動している学校をピックアップしましたが、ほとんどが上昇しています。

上記の学校は人気上昇により偏差値が上昇している学校も多いですが、それなら人気低下で偏差値が下がる学校もあるはずですが、それはほとんどありません。

近年のサピックスでは、在籍者数が増加しているのに、難関校の合格実績は横ばいなのですから、ある意味当たり前ではありますが、数年前のイメージよりもじわじわと偏差値が上がってくるということになるので、志望校の選択には注意が必要です。

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