先日、サピックスマイページで公開された2021年の入試結果情報。
今回は駒場東邦について考察してみます。
駒場東邦の実質偏差値は58
駒場東邦の受験者数は、ここ10年間では2018年が最も少なかったのですが、そこから年々増加しており、2021年入試の実質倍率は2.2倍でした。
過去にあった、週刊誌に載るようなスキャンダルの影響が落ち着いたということもあるでしょう。
受験者数はここ3年増加していますが、入試結果情報を見ると、ここ3年の合格難易度はほとんど変化がなく、2021年入試の実質偏差値は58であったと言えます。
それ以外に目についたことを挙げます。
- 2021年は安全志向で最難関校から駒場東邦に受験者がシフトしたという情報もあったが、グラフを見る限り受験者層に大きな変化はない
- 50%合格偏差値は2019年から51→52→53と上昇している
- 入試結果から判断できるサピックス偏差値は2019年~2021年は実質58
偏差値表では駒場東邦の偏差値は60となっていますが、実質は58であり、偏差値が53あれば50%合格ラインということになります。