朝日新聞EduAで、広尾学園小石川の松尾校長が自信を見せている記事が掲載されています。
初年度に都内最多の中学受験出願者が殺到 広尾学園小石川校長が見せる「自信」|どうなる中学・高校入試|朝日新聞EduA
2021年の東京都内の中学入試で総出願者数が3801人と最も多かったのが、広尾学園小石川中学校(東京都文京区)でした。前身の村田女子高校を共学化すると同時に中学開設、校名変更したばかりの学校が、なぜ、ここまでの人気を博したのでしょうか。順心女子中学高校を共学の進学校、広尾学園中学高校(東京都港区)として生まれ変わらせた...
読んでみると、途中で思わず二度見してしまう内容が。
中学では定員120人のところ、198人(本科118人、インターナショナルコース80人)もの1期生を迎えましたね。
出典:朝日新聞EduAの「初年度に都内最多の中学受験出願者が殺到 広尾学園小石川校長が見せる「自信」」より
記事ではさらっと流していますが、これは、やらかしてしまったってことですね・・
もともとの募集定員は、
本科コース:40名
インターナショナルコース:80名
の合計120名となっていたので、インターナショナルコースは予定通りだったものの、本科コースの歩留まりが予定の3倍になってしまったということですね。
学校側は当然のことながら、辞退率を想定しながら合格者を出しますが、今回は学校が想定したより遥かに多くの人が広尾学園小石川を選んだということです。
これは、学校にとってはとても嬉しいことである反面、今後の学校運営的には少し頭が痛いことになりそうです。
というのも、学校の教室など諸々のキャパシティを考慮した上で一学年の募集定員を決めているので、予定より80名も多いとなると影響が大きいでしょう。
教室は少なくとも2クラスは増やす必要が出てきますが、そうなると、来年以降の学年は予定通り収容できるのか?
何かの部屋を教室に変更するなど、やり繰りの必要があるのではないかと思います。
その分の先生も追加が必要となるでしょう。
まあ、過去実績の全くない開校初年度に、募集定員に合わせて生徒を獲得するというのは、至難の業だと思うので、これには同情してしまいます。