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復活の武蔵、実質偏差値で麻布に並ぶ(2021年入試結果情報考察)

学校情報

先日、サピックスマイページで公開された2021年の入試結果情報。

今回は武蔵中について考察してみます。

武蔵の実質偏差値は60で麻布に並ぶ

武蔵のここ5年間の実質倍率は2.9~3.1で安定していますが、サピックス偏差値はここ数年で上昇しており、現在は60となっています。

入試結果情報から見た実質偏差値も60であり、これは現在の偏差値表と一致しています。

先日、麻布の実質偏差値(80%合格偏差値)は60という記事を書きましたが、50%合格偏差値も武蔵は麻布と同じ55となっており、合格難易度では麻布に並んだと言って良いでしょう。

麻布と武蔵は、自由な校風で制服がないなど、似たイメージの学校ですが、現状では、「麻布の方が難易度が高いから、安全策で武蔵にしておこう」という考えは正しくないということになります。

学校の特徴を良く調べて、子供により合った方を志望するということが大切になってきます。(学園祭もなかなか見られないので、それも難しい状況ではありますが)

それ以外に目についたことを挙げます。

  • 実質偏差値は60ではあるが、2021年入試の偏差値60の合格率60%、偏差値62の合格率100%、偏差値64の合格率50%となっており、番狂わせが起こりやすい(武蔵は特殊な入試問題であるため、サピックスオープンの結果との相関が比較的弱い(麻布も似た傾向))
  • 近年の偏差値上昇を受けて、偏差値50以下のチャレンジ層の数が減っている一方、偏差値60付近の層は増加している

武蔵はここ数年で入口偏差値が上昇しているので、2,3年後の大学合格実績は更に伸びると予想しています。

そうなると注目度が上がり、更に偏差値が上昇する可能性もあります。

偏差値表上の偏差値も、しばらくは麻布とほぼ同じ偏差値のまま推移するのではないかと予想しています。

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