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「めっちゃ、お得~」な中高一貫校を分析

分析

先日、2020年大学合格実績をもとにした、首都圏の高校の難関国立大合格力ランキングを作成しました。

中高一貫校の大学合格実績については、その年に大学受験をした学年が6年前にその学校に入学したときの偏差値(入口偏差値)と大きな相関関係があります。

そして、入口偏差値の割に高い大学合格実績がある学校については、生徒の学力を伸ばしてくれる、「めっちゃ、お得~」な学校として、人気が集まる傾向があります。(学費がお得という話ではありません)

「生徒の学力を伸ばしてくれる」と書きましたが、偏差値では測れない、潜在能力を見極める入学試験ができている学校の場合も、同様の傾向が出るので、厳密には本当に「生徒の学力を伸ばしてくれる」学校なのか難しいところですが、ここではその可能性が高いという前提で話を進めます。

今回は、上記記事に書いた、難関国立大合格力ランキングTOP30の中から、中高一貫校に絞り、入口偏差値と難関国立大合格力の関係を散布図に表してみました。

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入口偏差値と難関国立大合格力の関係

   

2020年難関国立大合格力と入口偏差値の相関

ここから分かること

ざっくりとした見方としては、青色の近似曲線より赤い点が上にきている学校は、入口偏差値に対する大学合格実績が平均以上ということになります。

まず、駒場東邦の健闘が目立ちますね。

同校は、2021年入試で志望者が前年から増加し、偏差値も上昇しましたが、なぜ人気になったのか、上の図を見れば分かりますね。

また、武蔵も健闘しているのが分かります。

同校は、一学年の生徒数が少ないので、東大合格者数などの絶対数では目立ちませんが、難関国立大合格力は生徒数で割って算出しているので、他校と公平に比較することができます。

こちらも、2021年入試に向けて偏差値が情報した学校であり、上の図が示すように、「めっちゃ、お得~」と判断されたのかもしれません。

更に、武蔵の偏差値は2014年の54に対し、2021年は60と大幅に上昇しており、数年後の大学合格実績は更に伸びることが期待できます。

一方、女子校の中で唯一、近似曲線より上にきているのが桜蔭です。

これを見ると、他の女子校とは別格だということが良く分かります。

桜蔭の場合、とにかく勉強が好きな子が行く学校なので、そのことが高い大学合格実績の要因となっているように思います。

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