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準難関校の難関国立大現役合格率比較(2023年男子共学)

分析

今回はサピックス偏差値50前後の「準難関校」に該当する男子・共学校の難関国立大合格実績の分析です。

2017年当時の偏差値が50前後という分類なので、広尾学園などは現在では普通に難関校になっていますがご了承ください。

2023年の大学合格実績を元に難関国立大現役合格率を算出し、入口偏差値(サピックス偏差値)との相関が分かるように散布図を作成しています。

グラフの説明

2023年大学入試における難関国立大現役合格率と入口偏差値(2017年入試前のサピックス偏差値)の相関を示す散布図です。

「難関国立大現役合格率」=東大、一橋大、東工大、京大、国公立医(防衛医除く)の現役合格者数を卒業生数で割ったもの

学校ホームページの情報を正とし、例えば現役合格者数など不足する情報があればインターエデュ等の情報も参照して集計しました。

同じ偏差値帯で上方にプロットされている学校ほど、出口が良いということになります。

下の画像はクリックすることで、拡大画像が表示されます。

2023年難関国立大現役合格率と入口サピックス偏差値の相関

数値

学校名 – 難関国立大現役合格率

サレジオ学院 16.3%
芝 14.8%
都市大付属 12.3%
広尾学園 12.3%
攻玉社 10.8%
暁星 10.8%
逗子開成 10.4%
本郷 8.3%
桐朋 7.3%
世田谷学園 5.4%
巣鴨 4.5%
東農大一 2.4%

考察

サレジオ学院、都市大付属の出口が良い

どちらの学校も、面倒見が良くしっかりと勉強させるイメージがある学校ですが、そのイメージ通りの結果となっています。

こういう学校は特に保護者からの支持が高く、実際に直近の偏差値はこの頃より2~3上昇しています。

次いで、暁星、攻玉社の出口が良いですが、暁星は医師家庭の子供も多く、国立医学部の比重が大きいです。

本郷、桐朋は入口偏差値を考えると物足りない

単年での比較なので、たまたま今年だけの可能性もありますが、少し物足りない結果となりました。

この偏差値帯の学校は、合格者が全て入学する訳ではないので、試験日程的に合格した上位層の多くが辞退する特性になっている可能性もあります。

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