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「二月の勝者」ドラマ化による中学受験への影響

中学受験全般

コロナの影響で、今年7月に放送開始予定だった、「二月の勝者」のドラマが来年の夏に延期となりました。

塾や学校のシーンが多いため、密を回避して撮影することが難しく、生徒役のオーディションも難しいとのことです。

実はこのドラマ、放送されれば中学受験に影響を与えると思っていました。

今回は、中学受験にどのような影響があるのか、また、ドラマが延期になったことにより、その影響がどのように変化するかを考察します。

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「二月の勝者」ドラマ化が中学受験に与える影響とは

ご存知のとおり、「二月の勝者」は中学受験を題材とした漫画であり、実際の塾や中学校をモチーフとして中学受験の実態を非常にリアルに描いていることから、人気になっています。

最新号は第7巻で、6月末には第8巻も発売予定です。

これが地上波でドラマとして放送されるとなれば、かなり話題になることが予想され、それによって漫画を読んでいる人数よりも遥かに多くの人が視聴することになります。

志望校として出てくる学校もそれと分かる名前(麻布とかはそのまま)でイメージしやすいので、ドラマを観た家庭の一定割合は、「中学受験って面白そう」「やっぱり名門校っていいね」「チャレンジするのも悪くないかも」といった感じで、中学受験参戦に傾くことが予想されます。

中学受験者数への影響

ちょうど通塾を考え出す小学3年生の子がいる世帯の20%が視聴したとして、そのうちの5%がこの影響で中学受験に参戦するとした場合、その学年全体の1%、中学受験者数が増える

1都3県の小学6年生の数は直近では約29万人なので、その1%は約3,000人となる。

1都3県の中学受験人口は直近で約41,000人であり、それが7%増の約44,000人に増加する。

もしこれが現実となれば、各校の難易度にも影響するような、中学受験の歴史の中でも稀にみる大きなインパクトとなります。

ドラマ延期によって影響はどのように変わるか

上記の内容は、ドラマが今年放送された場合の話です。

ドラマの放送時期が来年に延期されることで、影響が出る学年が変わってきます。

もし、今年放送されていたとしたら、現在の小学3,4年生(2023年、2024年受験組)の学年を中心に受験人口増の影響が考えられましたが、来年夏放送であれば、現在の小学2,3年生(2024年、2025年受験組)の受験人口が増えることが予想されます。

そうなった場合は誰が得する?

ずばり、得するのは塾ですね。

特に、サピックスをはじめとする知名度の高い塾は入塾者数が増加しそうです。

そして、発行部数が増えることが確実な、二月の勝者の作者も得することになります。

受験生は、競争が激しくなるだけなので得しませんね・・

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