2024年中学入試に向けた状況を見ていると、中学受験の受験人口は2023年比でほぼ横ばいといった感じです。
一方、中学受験で難関校を目指す「受験熱」についてはピークアウトしていると感じており、2023年入試がピークだったと考えています。
以下がその根拠です。
- 第2回合格力判定サピックスオープンの受験者数が減少に転じた(約4500名(2021年) → 4799名(2022年) → 4780名(2023年))
- 声の教育社の過去問販売数が難関校を中心に昨年比で減少傾向(声の教育社YouTubeチャンネルの情報)
- 模試の志望校調査において、昨年比較で減少している難関校が多い
- サピックスの募集停止校舎が減少
何も、長女の受験タイミングでピークにならなくても・・と思いますが、これはしょうがないですね。
「二月の勝者」の影響による難関校の受験者数増は少なからずあったでしょう。
サピックスなどの中学受験塾は、受験熱が加熱していないと困るので、公にピークアウトを認めるのは後になってからだと思いますが、低学年の生徒数やレベルも把握していることから、恐らく気づいているのでは。
とは言え、難関校は根強い人気があるので、今後急にレベルが下がるということはなく、厳しいのは特色のない中堅校でしょうね。
いよいよ、少子化による学校の淘汰が本格的になってくると予想します。