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大学医学部の志願者数減少に伴う桜蔭の入試難易度への影響

分析

ここ数年、景気回復に伴い医学部志願者数が減少しています。

これが続いた場合、医学部志望者が他の女子校と比較して圧倒的に多いと思われる桜蔭の入学難易度にどのような影響があるのか考えてみます。

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景気と医学部志願者数の関係

一般的に不景気になると理系学部の人気が上昇すると言われています。

理由は、不景気になると企業は採用を絞りますが、技術職より営業職を絞る傾向があるため、就職に有利な理系学部を志望する人が増えるからです。

医学部もそれに似たところがあり、医者になれば不景気でも食いっぱぐれなく、一定以上の収入を得られるため、不景気になると人気が上昇します。

逆に好景気であれば、金融業界や商社など、高い収入が望める企業への就職に期待が持てるため、文系でいいじゃんとなる訳です。

桜蔭における医学部志願者の割合

ダイヤモンドオンラインの記事によると、桜蔭の2019年大学入試実績では、国立大医学部41名、私立大医学部119名が合格しています。卒業生は227名です。

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この数字から医学部志願者数を割り出すには、

  • 国立と私立は重複する
  • 上記合格者数は浪人も含まれる
  • 結果不合格になった方もいるはずなので、その分も志願者に含む

ことを考慮し、ざっくり現役だけでも100名近くは医学部を志願したと推測します。

桜蔭の難易度は今後どうなるか

と、ここまで書いたのですが、例え医学部を志望する人が減ったとしても、代わりに東大など難関大学に行って活躍したいという人が増えるだけなので、東大の合格実績も抜群の桜蔭の人気はそう簡単には変わらないというのが結論です。

一方、個人的には女子学院との難易度の差が今後どうなっていくのか注目しています。