2023年の都立高校入試から、前受けの英語のスピーキングテストを導入されますが、そのテストが11月27日に実施されます。
これについて、いまだにニュースなどで反対の声が上がっていることが報道されています。
ここからは個人の意見になります。
このスピーキングテストは、日本人がなかなか英語が喋れるようにならないことへの対策として導入される新たなテストです。
このような新たな取り組みが、全ての面で少しの問題もなく準備できるということは、実際にはあり得ません。
多少の問題はありながらも、フィードバックをもとに徐々に修正していくというのが現実的です。
一方、今回は、このスピーキングテストの配点は全体の2%とかなり少ないにも関わらず、公平性とか、セキュリティとか様々な問題点を挙げ、反対の声が上がっています。
しかし、反対意見の内容を見てみると、正直なところ、スピーキングテストを中止するほどの大きな問題には思えないというのが、私の意見です。
英語が話せるようにしたいという方向性は間違っていないのだから、多少の問題には目をつむって、「まずはやってみる」ということが必要なのではないでしょうか?
日本は、行政の改革などで、細かい点について不平不満が多く出て、結局改革が進まないという特徴があります。
反対するだけなら、誰でもできます。
反対意見を見ていると、塾に通っている人の方が有利になるといった、自分のポジション目線での主張(要するに自分には不利になるから嫌だという意見)ばかりな気がします。
また、公立中学の先生も「子どもたちから英語を話す楽しみや豊かさを奪っている。」など、英語のテストの在り方とは関係ない内容を、一緒になって好き勝手言っている印象です。
じゃあ、どういうやり方ならいいのか、という建設的な議論になっていないのが残念です。
このままでは、何の改革も進まない国になってしまいます。