今回からは、第1回合格力判定サピックスオープンの合判資料を見て分かったことを書きます。
今回は来年入試で易化が予想される学校についてです。
そのひとつが慶應普通部です。
志望者数自体1割強減っていますが、ボーダー付近より上の層も減っているようです。
慶應普通部の偏差値は、偏差値表では59となっていますが、実質的な80%合格偏差値は57~58付近です。(今年の入試結果情報を見ていただくと分かります)
これが、来年入試で更に志望者が減る訳なので、実質偏差値が56~57となっても不思議ではありません。
偏差値表のイメージとは異なる難易度になることが予想されるので、「本来は慶應志望だったけど、偏差値が届かなくて・・」という場合には、このことを理解した上で最終判断することをおすすめします。
志望者数が減っている理由
慶應は中等部や湘南藤沢も志望者数を減らしていますが、何故減っているのかはよく分かりません。
今までが人気になり過ぎていただけかも知れませんし、大学受験がないことによる勉強に対するモチベーション低下が懸念されているということもあると思います。
今の世の中は実力主義なので、慶應義塾大卒だからといって、ポジションが与えられるようなことはありません。
「その人に何ができるのか?」が問われる訳で、中高を遊んで暮らすようになってしまっては、将来が気掛かりという考えになっても、不思議ではありません。