コロナ対策で「30万円給付」という話が出た段階から、総額を絞るために所得制限があるだろうとは思っていましたが、ここまで低い額になるとは想定外でした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yokohanawa/20200409-00172303/
「住民税の非課税水準まで減少」といった基準になっていますが、一般的なサラリーマンだとそこまでにはならないはずです。
中学受験は贅沢なのか
昨今の教育機関の状況を考えると、中学受験をするという選択は、ある意味自然な選択であり、特段贅沢なものだとは考えていません。
多くのご家庭では、家計をやり繰りして、なんとか中学受験をさせているという状況だと思います。
にもかかわらず、このように苦労して中学受験をさせているような家庭が、所得制限により給付を受けられない(しかも所得制限の水準に遠く及ばない)という日本の状況には、危機感を覚えます。
これに対してアメリカでは、そのような厳しい所得制限はないそうです。
30万円給付とは別に児童手当に1万円上乗せというのもやるようですが、これも、中学受験家庭の多くは所得制限で児童手当の対象外でしょう。
本当に困窮している家庭を救うことはもちろん大事ですが、ごく一般的な給与水準の家庭で所得が3割減って困っているというような、典型的なケースで救済がないというのは、何のために真面目に税金を納めているのかと言いたくなりますね。