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中学受験における教育虐待に関する持論

中学受験全般

AERA dot.の記事「「中学受験沼」にハマった48歳エリート会社員の悲劇 「偏差値35」から“御三家”狙う息子に何度も手を上げた」の内容が興味深いです。

「中学受験沼」にハマった48歳エリート会社員の悲劇 「偏差値35」から“御三家”狙う息子に何度も手を上げた | AERA dot. (アエラドット)
「沼にはまる」という言葉がある。何らかの対象に夢中なることを意味するが、時には、沼にはまりすぎて、仕事や家庭がないがしろにされ、崩壊寸前までいく人もいる。ライターの沢木文さんはそんな人々を取材して…

これ、本当の話だとすると「二月の勝者の島津くん父」パターンで、まさに教育虐待ですね。

このようなケースで多いのが、子供のためと言いながら、無意識に自分の心の安心を求めて(=強迫観念から)、子供に無理やり勉強させるパターンです。

テストの点が悪かった場合に、無意識に「怒る」という行為になってしまう方は要注意です。

「テストの点が悪い」⇒「このままだと合格できない」⇒「不安だ」

という心理になりますが、この「不安だ」という心理状態に耐えられず、それを払拭するための行為として「子供に無理やりにでも勉強させる」、それを促すために「怒る」(自分の期待通りにならないという苛立ちも入る)という行為になります。

その場合、自身が「臆病」な性格で、子供の将来や、世間体(周りとの比較)を過度に気にし過ぎているのではないかと自問自答しましょう。

もし当てはまるようであれば、自身の「臆病」な性格のために子供に無理やり勉強させることが愚かな行為であることを強く意識し、行動を改める必要があります。

本当に子供の将来を考えた場合に、どうするのが良いかという視点で行動しないと、上記のような自分の精神状態に起因して、子供に一生の傷を残すようなことになってしまいます。

塾に通うほとんどの子供は、自分の目標や親の期待に応えようと、一生懸命勉強しています。

それなのに、子供の成績が悪かった場合に、「怒る」という行為が正当化される理由などないと思います。

教えたはずのことができていなかったとしても、それには理由があるはずなので、それを確認して、どうすればできるようになるのか、一緒に考えてあげるのが親の役目です。

今は多くの小学生が中学受験をする時代であり、明らかに持って生まれた能力がずば抜けているような、超優秀な子も多く参戦しています。

スポーツの世界で、どんなに頑張ってもプロになれないことがあるように、中学受験でも、「頑張って到達し得る成績の限界」を左右する多くの部分は、その子の持って生まれた能力によるものであるのが現実です。

そしてそれは、成長曲線にも左右されるものなので、「今の時期のうちの子にとっては、この辺が限界なのかな」と冷静になって理解することも必要です。

記事の内容が真実なのか疑問あり

一方、この記事の内容については、真実なのか疑わしい点が多く、そのことに関しては次回以降の記事に書きたいと思います。

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