東洋経済オンラインの記事「「夏休みは受験生も適度に遊べ」大生が断言の訳」について。

「夏休みは受験生も適度に遊べ」東大生が断言の訳
「受験生であっても、夏休みは、適度に遊んだほうがいい」なんて言ったらみなさんはどう考えるでしょうか。「いや何を言っているんだ」と思う人が大半だと思います。東大に合格するような人はほぼ休みなく勉強して…
桜木先生の「受験にとって最大の敵はストレスだ」というのは、まさにその通りだと思います。
正直、私自身、「小学6年生でここまでする必要あるのか?将来的な成長を考えたときに、デメリットが結構あるのではないか。」と思うことが多々あります。
中学受験では、過度に自分を追い詰める、追い詰められる経験をすることで、精神的にやられてしまうリスクがありますが、それを大人の理屈で子供に押し付けてしまっていないか。
それを理解し、無理しない範囲で頑張るという考え方が必要だと思っています。
勉強が楽しくて仕方がないお子さんは問題ないですが、そうでないお子さんの方が普通なので。
サピックスの方針とは逆
ところで、この「夏休みは受験生も適度に遊べ」という考え方は、サピックスの方針とは真逆ですね。
上記記事では、「スイッチはオフにするな」とあるので、その点では一致しているのかも知れません。
ただ、サピックスでは「お盆休みも勉強しろ」「子供のために遊びに行くなんて甘い考えを持つな」という方針なので、その点では上記記事と逆の方針です。
ただ、よく考えると、「夏休みは受験生も適度に遊べ」というのは東大に合格できるような素質を持った人だから言えることであり、レベルも様々で理性的な判断もできない中学受験生向けの方針と一致しないのは、当然なのかも知れません。
そういう意味では、合格体験記に書いてあることを鵜吞みにできないのと、同じですね。