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2020年女子学院入試におけるSO偏差値と合否の関係

分析

2020年の入試分析会はコロナ対策のため中止となりましたが、長女が配布資料をもらってきたので、今後何回かに分けて分析してみます。

今回は、2020年の女子学院入試におけるサピックスオープン偏差値と合格率の関係を求めることで、難易度を分析してみます。

2019年入試の分析については以前の記事を参照してください。

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2020年女子学院入試における合格力判定サピックスオープン偏差値と合否の関係

入試分析会の合格力判定資料を参考に、合格力判定サピックスオープンの平均偏差値別の合/不合の割合を推測することで、グラフを作成しました。

偏差値と合否の関係

このグラフは、合格力判定SOの平均偏差値と、入試結果(合/不合)の関係を表すものです。

合格/不合格を合計した全体のボリュームが分かるように、不合格者数の上に合格者数を足した形のグラフにしています。

2020年女子学院入試における偏差値と合格率の関係

次に、上のグラフをもとに、偏差値別の合格率を計算してグラフにしたものです。

2017年~2020年で比較できるように、色分けしています。

偏差値と合格率の関係

考察

  • 2020年の合格率のグラフを見ると、偏差値60以下の合格率は2019年とほぼ同じであるが、偏差値62以上の合格率が例年と比較して低い。(偏差値62でも80%未満)
    ⇒ 差がつきずらい問題傾向だった可能性がある。
  • 全体的に見れば、2019年入試より僅かに難化した程度であるため、サピックス偏差値としては、現状維持の「61」とする可能性が高い
  • 偏差値62以上に限れば桜蔭よりも合格率が低くなっており、その偏差値帯の受験者にとっては決して簡単ではない入試であった。
  • 80%判定偏差値が61である女子学院を最も多く受験したのは偏差値54付近の層であり、約40%が合格している。
    ⇒ 保護者会でも言われることだが、80%偏差値に達していないから受験しないというのはもったいない。どうしても行きたい学校なら、偏差値5くらいの差であれば、併願校を工夫することでチャレンジするのもあり。
  • 偏差値50以下の層の受験者数は、桜蔭の約3倍であり、女子学院という学校の人気の高さが窺がえる。

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