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サピックス偏差値60の生徒が進学する大学の期待値は?

分析

少し前に、「サピックスの中央値はMARCH」というポストが話題になりました。

サピックス偏差値50の生徒が将来合格する大学の期待値はMARCHレベルという意味ですが、これは概ねその通りだと思っています。

では、サピックス偏差値60の生徒が将来合格する大学の期待値はどこになるのか、検証してみたいと思います。

入学するサピックス偏差値60以上の生徒の割合≒東京一工国医合格の割合

サピックスの入試結果情報(偏差値別の合格者分布)と、中高一貫校の大学合格実績を分析していくと、

入学するサピックス偏差値60以上の生徒の割合≒東京一工国医合格の割合

であることが分かります。(サピックス以外の塾の生徒もサピックス偏差値に換算するものとする)

例えば、1日校である麻布の2020年付近の入試結果情報を見ると、合格者全体に占めるサピックス偏差値60以上の合格者の割合は30~40%ですが、この割合は東京一工国医の合格割合と概ね一致します。

桜蔭なども同様です。

平均するとサピックス偏差値60の生徒は東京一工国医のボーダーライン

入学するサピックス偏差値60以上(相当)の生徒の割合が東京一工国医合格の割合と概ね一致するということは、平均するとサピックス偏差値60の生徒は東京一工国医のボーダーライン(合格率50%)ということになります。

東京一工国医のボーダーラインということは、合格できなければ早慶進学というケースが多い層です。

結論:サピックス偏差値60の生徒の期待値は東京一工国医のボーダーライン

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