東京都の私立中学校の出願状況の速報が、市進の中学受験情報ナビに掲載されています。
このサイトでは、出願期間中の出願者数を前年同日比で表示しているので、昨年と比較して最終的な出願者数が増えそうかどうか、ある程度分かります。
ただし、昨年と出願期間が異なる学校もあるので、そういう場合は単純な比較はできないです。
以下、気になった学校を挙げてみます。
麻布
前年出願期間:1/10(木)~1/21
今年出願期間:1/10(金)~1/17
前年同日比(1/10時点):101%
麻布は出願期間を短縮したんですね。
インターネット出願になったので、1週間あれば十分ということもあるでしょうし、第一志望としている受験生が多い学校なので、期間を長くする理由がないということでしょうか。
前年比でみると、微増ですが、期間が短くなっている分だけ最初の方に若干シフトするはずなので、実質は昨年とほぼ同じと予測します。
模試の結果からは昨年から更に増えそうということだったので、少し意外ですね。
巣鴨Ⅱ(2月2日)
前年出願期間:1/10(木)~2/1
今年出願期間:1/10(金)~2/1
前年同日比(1/10時点):178%
巣鴨はⅠ、Ⅱ、Ⅲ、算数選抜全て150%を超えていて、予想を超える人気上昇ですね。
サピックスの偏差値は、その辺の動向を多少考慮している気がしますが、それを上回る難化が予想されます。
算数選抜による人気上昇と書かれていたりしますが、私は2019年の医学部の進学実績が伸びたことの方が影響しているように思います。
巣鴨は医学部志望者が多いので。
本郷①(2月1日)
前年出願期間:1/10(木)~1/31
今年出願期間:1/10(金)~1/31
前年同日比(1/10時点):156%
本郷の2月1日は今年から定員が80名から20名増えて100名に変更されました。
高校からの募集を停止する影響だと思います。
156%というのは、その増加分を帳消しにするほどの人気です。
進学実績の上昇に伴い、ここ数年難化してきていますが、今年もさらに難化しそうですね。
2月5日の回も、難関校志望者層にとって、最後の押さえ候補として良い学校と考えていましたが、こちらも更に偏差値が上昇する可能性ありです。