小学生の子供を塾に行かせる場合、
- 無事に塾に到着したか
- 授業が終わった後で塾を出たか
について、知りたいと思うことがあると思います。
子供にスマホを持たせている場合は、それに「IFTTT」という無料のアプリをインストールして設定することで、塾に到着したとき、塾から離れたときに自動的にLINEに通知を送ることができるので、その方法をご紹介します。
GPSを使っているので、実際には塾の校舎から出た時ではなく、指定したエリアから離れたときに通知されることになりますが、十分使えると思います。
IFTTTとは
「IFTTT」は、2つのアプリやサービスを連携させることで、本来であれば手動でやっていた作業を自動的に処理させたり、通知を受け取ったりできるアプリです。
IFTTTという名前は「If This Then That」の略で、「もしxxだったら、△△する」という機能を持っていることを示しています。
以前、謎解きで有名な松丸くんもテレビで紹介してましたね。
IFTTTのインストール
IFTTTのアプリは、Android、iPhoneの両方に対応していますが、今回は子供の見守りに使うので、子供が塾に持っていくスマホにインストールする必要があります。
Playストア or App Storeで、「IFTTT」で検索すれば見つかるので、インストールします。
最初はアカウント作成が必要ですが、GoogleやFacebookアカウントを使うこともできます。それらを使わない場合は、メールアドレスとパスワードを設定すれば作成できます。
これでIFTTTが使えるようになります。
子供の通塾を見守るレシピ
IFTTT上で、動作を規定する設定のことを「レシピ」と呼びます。
IFTTTで位置情報とLINEを連携して、「塾に到着したとき」、「塾から出たとき」にLINEに通知を送るレシピを作ってみましょう。
まず、IFTTTを起動して、下の画面の「Create」ボタンを押します。
次に、「+This」を押して、トリガーとなるサービスの選択に移ります。
「location」と入力して検索し、「Location」を選択します。「Location」はスマートフォンの位置情報を使用するトリガーサービスです。
トリガーとして、「You enter or exit an area」を選択します。指定されたエリアに入った場合、出た場合にトリガーを設定することができます。
地図が出るので、住所を入力するなどして、トリガーの対象エリアを指定します。
円をピンチアウト・ピンチインして対象エリアを拡大・縮小させることができますが、対象を狭めのエリアにしてしまうと、GPS情報の誤差によりエリアから出たと判断されて通知がたくさん送られてしまうため、直径数百メートル位になるように大きめにしておくのが良いです。
決まったら右上のチェック印を押します。
確認画面に遷移するので、問題なければ「Continue」を押します。
次に、通知先としてLINEに連携します。「+That」を押して、連携アプリの選択に遷移します。
検索して「LINE」を選択します。
はじめてLINEとIFTTTを連携する場合は、チャンネル登録が必要になります。
「Connect」を押して、LINEに設定しているメールアドレスとパスワードを入力して、ログインを押します。
ログインした画面で「同意して連携する」を押すと、LINEの友達に「LINE Notify」が登録されます。(連携が完了すると、LINEから通知が届きます。)
IFTTTの設定に戻り、LINEのアクションとして、「Send message」を選択します。
メッセージの通知先と通知メッセージを設定します。
Recipientは下の画面のように選択し、Photo URLは不要なのでデフォルトの文字列を削除しておきましょう。
設定したら一番下の「Continue」を押します。
次の画面上で、「Receive notifications when this Applet runs」はアプリが実行された場合に通知するか否かの設定なので、今回は不要ですが、必要であればONにしておきましょう。
最後に「Finish」を押せは設定完了です。(スクショ撮り忘れました・・)
家族用のグループに LINE Notify を追加する
子供のスマホのLINEに通知する設定をした場合、親のLINEに通知が来ないと意味がないので、LINE Notifyをフレンドとして家族用のグループに追加しましょう。
LINEのID検索(友だち追加>ID)で「@linenotify」を検索して追加してください。
実際のLINEへの通知
こんな感じで、エリアに入ったとき、エリアから離れたときにLINEに通知が来ます。(通知の中に小さな地図も表示されますが、今回は意図的に消してます)
注意点
IFTTTのこのレシピでは、GPSを使っていますが、校舎内でGPSが届かない場合、どのような挙動になるのかは試せてません。
また、スマホのGPSの性能により、誤差が激しい場合もあると思います。
それにより、期待した動作にならないことも理解した上で、補助的に使うことをおすすめします。