緊急事態宣言で浮き彫りとなった公立中と私立中の対応力の差

中学校生活

初めから予想できたこととは言え、今回の緊急事態宣言により、公立中学と私立中学の対応には歴然とした差が出ています。

多くの私立中学では、5月から新学期との位置づけでオンライン授業を開始している一方、以下の記事にもあるように、東京都23区でもほとんどの区ではオンライン授業は実施できていません。というか、公立校では緊急事態宣言による「休業」という位置づけとなっているため、そもそもこの期間に学習を進めようとしていません。

【東京23区調査】オンライン授業、導入は港区のみ。セキュリティ対策や家庭環境の差に苦慮
新型コロナウイルスは日本の公教育を変えるだろうかーー。緊急事態宣言の発令を受け、都内の公立小中学校では3月2日から事実上の休校が続く。子どもたちの学ぶ機会をどう確保するかは、大きな課題となっている。ハフポスト日本版が都内23区にオンライン授業に関するアンケート調査を行なったところ、オンライン授業を行う予定があると回答し...

これでは、公立中の子と私立中の子の学力の差は開く一方で、公立中に通う子が気の毒です。

この期間も、公立校の教員は給与をもらっている訳なので、対面授業ができないのであれば、その時間を使って自宅でできる課題を作成したり、少しでも生徒のためになる工夫をするべきだと思います。

上から決められたカリキュラムに沿って授業を実施することが目的になってしまい、生徒のために自主的に動くとことができていないと思われても仕方ないと思います。
恐らく、パソコンやスマホを持っていない家庭もいるとか、各学校が勝手に物事を進めることはできないとか、お役所的なできない理由があるのだと思いますが、そのようなことを理由にしていたら、今後も変革は難しいでしょう。

現に、公立小学校に通う小4長女については、学校からは課題すら出ておらず、週に1回くらい定型文的なメールが保護者に来るだけであり、「どんだけやる気ないんだ」と呆れてしまいました。

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この結果何が起こるか

来年の入試(大学、高校、中学)で私立校出身者が有利となる

来年に受験を控えて、このタイミングで勉強してないということはないと思いますが、競争原理の働く私立校の方が、生徒の学力向上のために何かしら手を打っています。

そのため、今年度の入試については特に私立校出身者が有利となりそうです。

中には、「今が差をつけるチャンスだぞ!」と生徒を奮い立たせている学校もあるかも知れません。

できる人、できる組織というのは、このような混乱の中でも自分を律し、結果を残してくるはずです。

競争社会なので、逆に甘い考えで過ごしてしまうと、歴然とした差がついてしまい、来年の入試までの挽回が手遅れということもあり得ます。

中学は公立校で良いと考えていた家庭が私立を志望

「公立校がこんなに何もしてくれないのなら、レベルは高くなくてもいいから私立に入れよう」と考える家庭が増えそうです。

ただし、この後リーマンショック以上の不況となる可能性が高く、それにより中学受験を断念するケースの方が多そうなので、中学受験者数が増加するまではいかないと予想します。

不登校の増加

これは私立校にもあり得る話ですが、オンライン授業もやっていない学校だと、長期間学校に行ってないことになるので、それをきっかけとして不登校の生徒が増加するでしょう。

一方、今まで不登校だった生徒は、混沌とした今の状況だからこそ、学校が再開したときには逆に行きやすくなるということもあるかも知れません。
不登校は、対人関係の問題や、長期間行ってないという後ろめたさが影響しますが、それがカムフラージュされるという効果があるからです。

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