スポンサーリンク

国立大医学部合格力ランキング

分析

前回、難関国立大合格力ランキングの記事を書きましたが、今回は2019年の大学合格実績をもとに、国立大医学部の合格力ランキングTOP30を作成しました。 

前回記事はこちら。

全国で見ると、地元の国立大医学部に多数の合格者を出す県立高校も結構ありますが、今回は首都圏の高校を対象としています。 

医師志望のご家庭の参考になれば。 

スポンサーリンク

指標の定義

 首都圏の高校を対象に、国公立大学医学部の合格者数(浪人含む)を卒業生数で割った値を、「国立大医学部合格力指標」とする。

以下のランキングは、この指標値の順なので、東大などの合格者数は関係しないです。

2019年国立大医学部合格力ランキング(首都圏版)

順位学校卒業生数東京大一橋大東工大京都大国公立医医指標
1駒場東邦23357121264318.5%
2桜蔭227602444118.1%
3開成401176121397017.5%
4筑駒1631093302817.2%
5巣鴨223195402611.7%
6豊島岡34429101133911.3%
7聖光学院23191151172510.8%
8渋幕34671111583510.1%
9海城3284514815329.8%
10栄光学園187548127189.6%
11暁星1672131148.4%
12女子学院224261346188.0%
13県立千葉3171991610247.6%
14麻布30897121512237.5%
15白百合学園1916210147.3%
16土浦第一321204311237.2%
17県立前橋31972113216.6%
18県立浦和4004116918266.5%
19渋渋20119588136.5%
20浅野2663916208176.4%
21筑波大附属23832254156.3%
22学芸大附属326451597206.1%
23並木中教153713295.9%
24雙葉1807114105.6%
25日比谷321472345175.3%
26武蔵1702286795.3%
27戸山310127127165.2%
28小石川中教1561558985.1%
29桐朋3141191110154.8%
30横浜翠嵐361219137174.7%

難関国立大合格力×国立大医学部合格力の散布図

難関国立大合格力が同じレベルの学校の中で、国立大医学部合格力にどのような違いがあるかを検証するため、横軸「難関国立大合格力指標」、縦軸「国立大医学部合格力指標」とした散布図も作成しました。

難関国立大合格力×国立医学部合格力の散布図

グラフの見方

横軸が前回の記事で算出した「難関国立大合格力指標」、縦軸が上の表で算出した「国立大医学部合格力指標」で、それぞれに該当する箇所に各高校をプロットしています。 

斜めの破線が、全体の平均を示す直線になるので、この線より上にある学校は、同じ「合格力」を持つ学校の中で、医学部の比率が高いということを意味します。

例えば、桜蔭と麻布は、「合格力」は50%前後でほぼ同じですが、医学部比率は桜蔭が2倍以上あるということです。 

考察

当然ではありますが、難関国立大合格力が高いほど、国立大医学部合格力も高い傾向があります。 

医学部進学が多いと定評のある駒場東邦、桜蔭、巣鴨、豊島岡、海城がTOP10に入っています。 

グラフでも、それらの学校が、同じような難関国立大合格力を持つ学校に対し、医学部の比率が高いことが分かります。 

特異なのが暁星で、東大が2名に対して、国立医学部は14名となっており、難関国立大学合格力で見ると目立たないですが、医学部志向が高い学校であることが分かります。

お坊ちゃん学校と言われますが、親が医師の家庭が多いイメージがあるので、それも影響しているのではないでしょうか。 

医学部進学実績が良いことの意味

このようなランキングを作っておいて何ですが、

医学部進学が多い学校=医学部受験対策をしてくれる学校

なのかは、実は分かりません。

学校側は特に何も対策していなくても、

医学部進学実績が高い ⇒ 医師志望だからうちの子も入れよう ⇒ 志望者が多いので必然的に実績が高くなる

というスパイラルになっている可能性も考えらます。

本当は、医学部受験の対策をしてくれて、それにより実績も高い学校が知りたいところですが、数値だけで判断するのは難しいですね。   

↓中学受験ブログランキングへのリンクです。応援クリックいただくと励みになります。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ