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難関国立大学合格力ランキング

分析

毎年3月になると、高校別の東大合格者数が話題になり、中学受験においても、躍進を果たした学校が人気になったりします。

一方で、最近は医師志望の人が増えており、東大の理一に合格する学力がある人が、千葉大の医学部に進学するといったことが良くある状況です。

つまり、東大の合格者数だけでは、卒業生の学力の全体像が掴めなくなっているので、今回はそれを解決するために、自分で指標を作ってみました。 

名付けて、「難関国立大合格力指標(首都圏版)」です。  

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この指標の目的

首都圏の高校の難関国立大学(河合塾偏差値で65以上)への合格力を数値化することにより、入学を検討する際に比較したり、年度毎の変化を把握したりできるようにする。

定義

以下の大学、学部への合格者数(浪人含む)を卒業生数で割った値。

  • 東京大
  • 京都大
  • 一橋大
  • 東工大
  • 国公立大学医学部 

※例えば東京大の医学部は、国公立大学医学部にも該当するので、重複してカウントしない。

上記の大学は、河合塾偏差値が65以上です。

なので、ざっくり言えば、「偏差値65以上の国立大学に合格する人が卒業生の何%くらいか」の目安を示す指標です。

対象とする高校

首都圏の一都六県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)に存在する私立高校と国公立高校。   

考え方

対象の大学と同レベルの大学は国立、私立にも多くあるが、指標としての測定のし易さ、分かり易さを考慮して決定しており、対象大学とそれ以外の大学に優劣があることを意味するものではない。

例えば大阪大学も学部によっては偏差値65ありますが、首都圏の高校からの進学が少ないことから対象としていません。

測定対象を広げることが、必ずしも指標としての有用さに繋がる訳ではなく、例えば、慶応大、早稲田大をカウントすると、重複してカウントすることが発生し、指標としての紛れが大きくなります。 

首都圏高校 難関国立大学合格力ランキング

2019年の大学合格実績をもとに指標を算出し、TOP40までのランキングを作成しました。

主に学校のHPから合格者数を拾っていますが、素人なので多少間違いがあるかも知れません。ご了承ください。

なお、重複を避けるため、東京大と京都大の欄は医学部の人数を引いています。
指数は、合計合格者数を卒業生数で割った値です。

順位学校卒業生数東京大一橋大東工大京都大国公立医合計指数
1筑駒1631093302814388%
2開成401176121397028070%
3聖光学院23191151172514965%
4駒場東邦23357121264313056%
5栄光学園187548127189953%
6麻布308971215122315952%
7桜蔭227602444111149%
8渋幕34671111583514040%
9浅野26639162081710038%
10海城32845148153211435%
11武蔵1702286795231%
12女子学院224261346186730%
13日比谷321472345179630%
14学芸大附属326451597209629%
15小石川中教1561558984529%
16国立3221628181988928%
17県立浦和40041169182611028%
18豊島岡3442910113399227%
19渋渋20119588135326%
20県立千葉3171991610247825%
21筑波大附属23832254155824%
22巣鴨22319540265424%
23西31718111216147122%
24早稲田300295152146522%
25世田谷学園21415514384521%
26湘南3571917811146919%
27土浦第一321204311236119%
28横浜翠嵐361219137176719%
29桐朋3141191110155618%
30279148113134918%
31戸山310127127165417%
32攻玉社2361539494017%
33桜修館151757232416%
34宇都宮27812667134416%
35並木中教153713292214%
36県立前橋31972113214414%
37市川41516797175613%
38雙葉1807114102313%
39暁星1672131142113%
40洗足学園235777442912%

学校別考察 

筑駒(88%)

「圧巻」の一言です。

入学したら9割は難関国立大に入るということを意味している訳ですが、積極的に受験勉強をさせるような学校ではないため、いかにずば抜けた学力を持つ生徒を獲得しているかが分かります。

聖光学院(65%)

開成を蹴ってこちらに入学するケースが増えていると聞きますが、それを裏付けるように、開成(70%)に肉薄しています。

同じような合格実績なら、校舎が綺麗で環境も良い聖光を選択というのは、理に適っています。 

駒場東邦(56%)

合計値の3分の1は国公立医学部となっており、卒業生数に占める割合でも、約2割が国公立医学部に行く計算になります。

私大医学部に進学する人もいるので、生徒の3分の1は医学部志望といったイメージではないでしょうか。

気になる点としては、2019年卒業生が入学した2013年の中学受験偏差値と比較して、現在の入口偏差値は低下してきているということです。

入口の偏差値が下がってきている状況で、この指標を維持できるかは注目です。面倒見の良い学校ですし、文化祭でも真面目な子が多い印象だったので、感覚的には維持しそうではあります。

麻布(52%)

最近ではそこそこ面倒見が良くなってきていますが、受験対策などしないという風情のこの学校がこの位置にいるというのは、それだけポテンシャルの高い生徒を獲得できているということです。

生徒は高2からエンジン始動して追い上げるというイメージを先輩から植え付けられているので、追い込み不発で浪人とならないように注意が必要です。

桜蔭(49%)

女子高の中では断トツで1位です。

東大か医学部かに極端に分かれているところが、エリート女性を体現する桜蔭らしいです。

本当に勉強が好きな子が多いので、自然と勉学に励む環境が整っていると感じます。 

浅野(38%)

入口の偏差値を考慮すると、非常に優秀な指標です。

学校説明会などでも、面倒見の良さ、生徒の真面目さを感じていたので、それを考慮するとこの結果には納得です。

長男も受験しましたが、くせの少ない入試問題なので、通学に問題がなければ、御三家を受験する場合の併願校としても強くおすすめします。 

世田谷学園(21%)

入口の偏差値を考慮すると、このランキングの中で最も生徒を伸ばした学校と言えます。

2020年の中学受験で人気になった理由が分かります。

2021年入試の偏差値は更に上がることが予想されますが、どのような取り組みで実績を上げているのか興味があります。

全体から分かること

概ね、サピックスの偏差値の順に近いイメージです。

それって、合格実績に対する周りの評価を数値化できているということだと思うので、この指標、結構有用ですね。

このブログでは、今後もこれを評価軸にしていきます。 

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