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2021年版 難関国立大合格力ランキング

分析

※2021/7/30 21:54 ランキングから県立浦和が抜けていたので更新しました

このブログでは、中高一貫校をはじめとする高校の大学合格実績を測るものさしとして、「難関国立大合格力」という、独自に規定した指数を使うようにしています。

東大よりも国立医学部合格に力を入れている学校もありますが、それらを同じ指標で測ることができます。

この時期になると、ほとんどの学校で2021年入試の合格実績が公表されているので、2021年版の難関国立大合格力ランキングを作成しました。

なお、2020年版は以下の記事を参照ください。

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この指数の目的

首都圏の高校の難関国立大学(河合塾偏差値で65以上が目安)への合格力を数値化することにより、入学を検討する際に比較したり、年度毎の変化を把握したりできるようにする。

定義

以下の大学、学部への合格者数(浪人含む)を卒業生数で割った値。

  • 東京大
  • 京都大
  • 一橋大
  • 東工大
  • 国公立大学医学部(防衛医大は除く)

※東京大、京都大の医学部は、国公立大学医学部にも該当するので、重複してカウントしない

ざっくり言えば、「偏差値65以上の国立大学に合格する人が卒業生の何%くらいか」の目安を示す指標です。

対象とする高校

首都圏の一都六県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)に存在する高校。   

首都圏高校 2021年難関国立大合格力ランキング

2021年の大学合格実績をもとに指数を算出し、TOP20までのランキングを作成しました。

なお、「合計」の値は、東京大、京都大の医学部がダブルカウントされないようにしています。
栄光学園の「国医」の数は現時点で公表されていないようなので、暫定的に過去2年の平均値を入れています。

順位学校卒業生東京一橋東工京都国医合計指数
1筑駒161893113511571%
2開成3901461010105121555%
3聖光学院2307914642512554%
4桜蔭229714344211651%
5駒場東邦2245612962811150%
6麻布311861413112714948%
7栄光学園17647944188247%
8都立日比谷309631911103013243%
9武蔵170288514167142%
10浅野26048132171810540%
11海城323471314153912539%
12渋幕36667131093413336%
13筑波大附属230297128207633%
14都立小石川155181112534932%
15渋渋2063359796331%
16県立浦和356461814101310128%
17横浜翠嵐3535012137159727%
18女子学院21422775195827%
19学芸大附属3363012147268926%
20豊島岡350216127459126%

昨年から5ポイント以上変動した学校

上記ランキングの中で、昨年から5ポイント以上変動した学校は以下の通りです。

筑駒:63% ⇒ 71%(8p↑

開成:60% ⇒ 55%(5p↓

麻布:39% ⇒ 48%(9p↑

日比谷:33% ⇒ 43%(10p↑

武蔵:32% ⇒ 42%(10p↑

浅野:34% ⇒ 40%(6p↑

渋幕:45% ⇒ 36%(9p↓

都立小石川:21% ⇒ 32%(11p↑

県立浦和:22% ⇒ 28%(6p↑

横浜翠嵐:22% ⇒ 27%(5p↑

まず目立つのは、既に多く語られている都立高校、県立高校の躍進です。

それを除くと、今回変動した学校は従来の位置に戻ったという学校が多いですが、入口偏差値で考えると、武蔵(6年前偏差値:55)の健闘が目立ちます。

現在は偏差値が60に上昇しているので、来年以降更に大学合格実績が伸びることが予想されます。

浅野(6年前偏差値:56)も同様に健闘が目立ちます。

浅野についても、近年偏差値が上昇しており、更なる大学合格実績の伸びが予想されます。

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