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駒場東邦、易化する(合判資料分析)

分析

長女が2022年入試の合格力判定資料をもらってきたので、何回かに分けて独自に分析をしていきます。

3月の入試分析会でも使う資料ですが、入試分析会では学校側への忖度からか、人気が下がった、難易度が下がった(易化した)というような、学校側があまり言って欲しくないことは言わない傾向があります。

言及する場合でも、学校側への配慮からフォローもセットでするので、「結局どっちなんじゃい!」と突っ込みたくなる言い方のことが結構あります。

本来、事実に基づいた分析結果を、包み隠さずに説明するべきです。

ということで、当ブログはあくまでも忖度しないでいきたいと思います。

駒場東邦の2022年入試の実質偏差値は56

以前の記事に書きましたが、今年度のサピックスオープンにおける駒場東邦の志望者数は前年度から10%以上減少しており、易化は予想されたことでした。

実際に受験者数も10%以上減少しており、結論としては、2022年の駒場東邦の入試は例年と比較してかなり入り易かったと言えます。

2022年 駒場東邦 偏差値別合格率

このグラフは、合格力判定資料を参考にしながら合格者数、不合格者数を推測し、偏差値別に合格率を独自に計算したものです。(推測に基づくグラフなので、参考程度にお考えください)

※偏差値72を0%にしているのは、当該偏差値帯の受験者がいなかったため

このグラフを見ると、偏差値56の合格率は80%であり、前後の値からも、この偏差値56が合格率80%のラインと考えるのが妥当です。

結果論ですが、偏差値52でも3人に2人は合格できた入試だった訳です。

実は昨年入試も実質的な偏差値は58だったのですが、偏差値表における現在の駒場東邦の偏差値は60であり、今回はさすがに偏差値を見直す必要があるでしょう。

ただ、ここにも学校側への忖度が入る可能性があります。

急激に偏差値を下げてしまうと、「人気凋落」みたいな話となり、学校側にとってはいいことがないので、「まあ、ここは58程度にしておきましょう。隔年減少でまた上がるかも知れないし。」といったことになるのではないかと思います。

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