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サピックス、早稲アカに差を詰められる

サピックス

早稲田アカデミーの合格実績のページでは、「御三家中 382名→428名 12%UP」「当塾史上最高数更新」の文字が踊ります。(「御三家」は男女御三家の意味で使っているようです)

【早稲アカ】2024年度 中学受験 合格実績
「2024年度 中学受験 合格実績」のページです。

前回の記事のとおり、サピックスの男女御三家の合格者数は1%UPとほぼ横ばいなので、早稲アカに差を詰められているということになります。

特に女子御三家については、サピックスが3校全てで合格者数を減らしていることに対し、早稲アカは3校全てで増えているのが象徴的です。

加えて、ちょうどサピックスで減った数と同じくらい、早稲アカで増えているので、早稲アカに食われた感が否めません。

サピックス 女子御三家合格者数の昨年比(2月5日時点の速報値)

桜蔭:166→160(-6

女子学院:146→139(-7

雙葉:59→52(-7

早稲田アカデミー 女子御三家合格者数の昨年比(2月5日時点の速報値)

桜蔭:65→68(+3

女子学院:59→68(+9

雙葉:30→39(+9

サピックスの生徒数自体は昨年より3%程度増えている訳なので、女子御三家に合格できる生徒の数が昨年より減った(早稲アカは増えた)ということです。

女子御三家以外でも、開成は早稲アカが26名増加しているのに対し、サピックスは4名減少と対照的です。(麻布についてはサピックスが21名増と気を吐いていますが)

こういったシェア争いは、一旦差が詰まり始めると、勢いがある方が一気に差を詰めることもあるので、サピックスも油断できないと思います。

なぜそうなったのかを分析し、塾の指導内容に反映させることを期待します。

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