今回は豊島岡の東京一科国医現役合格率がどうなったのか見てみます。
合格者数はインターエデュを参照しています。(3月12日時点)
「東京一科国医現役合格率」の定義
東大、京大、一橋大、東科大、国公立医(防衛医除く)の現役合格者数の合計を卒業生数で割ったもの(東大医、京大医、東科大医のダブルカウントはしない)
豊島岡の東京一科国医現役合格率の推移(2021~2025年)
大学/入試年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
東京大 | 19 | 14 | 20 | 22 | 15 |
京都大 | 5 | 2 | 13 | 1 | 3 |
一橋大 | 5 | 11 | 14 | 6 | 4 |
東科大 | 12 | 10 | 11 | 6 | 7 |
国公医 | 37 | 31 | 19 | 25 | 20 |
合計 | 78 | 68 | 77 | 60 | 49 |
卒業者数 | 350 | 339 | 332 | 359 | 249 |
東京一科国医 現役合格率 | 22.3% | 20.1% | 23.2% | 16.7% | 19.7% |
高入生が昨年で卒業し、今年の卒業生からは全て中学受験で入った生徒となります。
そのため卒業生数は昨年より100名程度減少した249名となっています。
高校入試よりも中学入試の方が難易度が高かったため、生徒のレベルも中学受験で入った生徒の方が高いとされており、今年の大学入試結果は注目でした。
結果は、昨年より3ポイント高い19.7%となりました。
ただ、2021年~2023年の合格率を超えられておらず、期待が高かった分、少し意外な結果となりました。
今回、入口偏差値が5程度低い洗足学園に東大合格者数(28名)、東京一科国医現役合格率(21.1%)で抜かれてしまったことで、同じ管理型なら洗足学園にという家庭が増えることは確実で、今後の優秀な生徒の獲得の点ではダメージが大きそうです。
加えて、今年の東大合格者数ランキングであまり鉄緑会に通わない高校(聖光、栄光、浅野、日比谷、翠嵐、洗足)が結果を残していることもあり、鉄緑会通塾率の比較的高い同校の人気が相対的に下がる可能性があります。
とは言え、高い医学部合格実績を持つため、医学部を狙う家庭を中心に引き続き人気を維持していくと思われます。