YAHOO!ニュースの記事、「「ひろゆき」的な意見に論破されずに「反論せよ」。慶應SFCの中学受験問題、あなたならどう答えますか?」について。
問題を読むと、確かにひろゆきさんを意識した言い方になっていますね。
実際に意識しているはどうかはともかく、この問題のように知識詰め込み型の受験勉強を否定するような問題が近年多くなっています。
これは、長男が中学受験した4年前と比較しても変化を感じます。
学校側としては、知識詰め込みをした生徒が欲しい訳ではなく、思考力、読解力、想像力を持った生徒が欲しいので、問題もそれを試す内容に変化していると言えます。
ただマニュアル通りに動けばいいといった仕事は今後なくなっていくので、そりゃそうですね。
麻布や武蔵では昔から思考力重視の問題が多く出ますが、他の学校も出すようになってきている印象です。
では、そういった力はどうやって身につくのか?
個人的には、「地頭」+「育った環境」だと思っています。
この「育った環境」というのは、子供が様々なことに好奇心を持ち、必要なことは吸収できる環境だと思っています。
そして、身も蓋もない話ですが、結局この「地頭」が最近の中学受験では多くの学校で一番重要になってきていると感じます。
以前は、「地頭」が世代平均並みでも詰め込みでなんとかなったような学校でも、今は難しくなっていると思います。
学校側が、そういう入試問題にしているという言い方が正しいかも知れません。
塾は地頭のことは教えてくれない
サピックスもそうですが、「地頭的にこの学校は無理」といったことはアドバイスしてくれません。
しかし、現実問題として、「無理なものは無理」というラインはあるはずで、親がその判断をしてあげる必要性が、今後は出てくると思っています。
そのためには、親が家で勉強を教えたり、テストの直しを一緒にやることで、こういう問題は解ける、これは解けないということを理解していないといけないので、がっつり勉強内容に入る必要があります。
ただ、それが難しい場合も多いと思うので、別の機会に、サピックスのテストで子供の地頭を見分ける方法を書きたいと思います。