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筑波大附属中、男子の出願者数激増で近年最高難易度へ

入試

今回も、市進中学受験情報ナビの出願状況から。

筑波大附属の出願状況を見てみます。

中学入試速報 2024|出願状況・倍率・補欠繰上|市進中学受験情報ナビ
首都圏の私立中・国立中・公立一貫校から約...
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筑波大附属中の出願者数推移

出願者数の推移 ()内は倍率

2017年:男子209人(5.2) 女子233人(5.8)
2018年:男子213人(5.3) 女子249人(6.2)
2019年:男子247人(6.2) 女子266人(6.7)
2020年:男子226人(4.3) 女子293人(5.6)※この年から募集人員が65人⇒80人に増加
2021年:男子338人(6.5) 女子310人(6.0)※合格者数は昨年同様と仮定

今年の出願期間は1/8までなので、2021年の出願者数は上記で確定です。

今年の男子の出願者数は338人で、2020年から1.5倍!に増加しています。

サピックスオープンでの志望者数から、出願者数の増加は予想していましたが、まさかここまで増加するとは驚きです。

歴史のある偏差値60レベルの学校で、出願者数が1.5倍増というのは、滅多にない事象です。

男子の出願者数激増による影響

サピックス偏差値表における筑波大附属の男子の偏差値は61ですが、ここ1年はほとんど変動がなく、今回の出願者数の増加は考慮できていないはずです。

そのため、入試における実質的な80%合格偏差値としては、63あたりになるのではないでしょうか。

受験する側からすると、受験校の出願者数の急増は、今さら受験校を変更する訳にもいかないので、悩ましいところですね。

何故ここまで増加したのか

今年から、学力検査の教科数が減ったことが最大の要因であることは間違いないです。

8教科(全教科) ⇒ 4教科(国語・算数・社会・理科)

今まで実施していた音楽・図画工作・家庭の筆記試験と、体育の実技試験が実施されなくなりますが、これを魅力に感じた層が相当いたということです。

別の言い方をすると、本当は筑波大附属を志望したくても上記のような不確定要素があったために敬遠していた層が、今年からは迷わず志望するようになったということです。

まあ、この変更は1年以上前から周知されている話なので、出願しているご家庭は、出願者数の増加を覚悟で出願しているのだとは思います。

ちなみに、女子の出願者数が男子ほど増えていないのは、もともと女子の方が倍率が高く、偏差値も62と高いため、そこまで増えなかったと思われます。

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