前から気になっていた本、「中学受験は親が9割」(著者:西村 則康さん)を購入しました。
私も、中学受験は親のサポートが結果に大きく影響するという意見なので、内容が気になっていたのです。
結論としては、共感できる内容が多く、中学受験に立ち向かう親御さんにはおすすめできます。
特に、詰め込み型学習だけでは対応できない入試問題が増えている(麻布の2018年の問題を引用)ことや、それに対応するためには幼少期から様々な経験をさせることが大事であることなどは、その通りだと思います。
早期教育の効果に懐疑的である点についても、私と同意見です。
一方、具体的な解法などは親が教えない方が良い(間違った内容を教える可能性があるから)という意見がありましたが、これは、親がきちんとテキストを読み込んで、正しく理解できている場合には必ずしも当てはまらないと思います。
むしろ、子供が理解できていない部分を見つけ、その内容を親が正しく理解して教えてあげるということは、親にその余裕(時間的、能力的な)がある場合については、有効だと考えます。
ただし、中途半端な理解では、子供が混乱し逆効果となるので注意が必要です。
実際、我が家では、長男の中学受験でも分からない点は親が教えてきたし、長女にも必要に応じて教えており、一定の効果が得られています。