コロナの影響で、通院が必要な出産のリスクが高まっており、子作りを控えざるを得ない状況が発生しています。
それにより、1966年の「ひのえうま」(出生率が前年から0.4低下)のように、一時的に出生率が低下するという影響が予測されます。
そうなると、だいぶ先の話ですが、この世代が中学受験をする今から13年後、14年後の中学受験は、比較的入りやすい状況になると考えられるため、それについて考察してみます。
前提条件
子作り見合わせ期間:2020年3月~2020年12月
上記期間に対応する出生数:見合わせにより通常の半分に低下
出生数が低下する期間:2021年1月~2021年10月
直近の出生率の予測
上記の前提条件の場合、出生率は以下のように変化すると予測。
(参考)2018年の出生率:1.42
2020年度の出生率予想:1.3
2021年度の出生率予想:1.0
2020年3月から見合わせが発生すると仮定しているので、出産まで10ヶ月ということを考慮すると、2021年度の方が影響が大きい。
生年月と入試年の関係
2020年4月~2021年3月生まれ ⇒ 2033年に中学入試
2021年4月~2022年3月生まれ ⇒ 2034年に中学入試
結論
コロナの影響で2033年と2034年の中学受験は入りやすい状況になると予測します。
特に、2034年の中学入試は、対象学年の人数が通常と比較して30%程度減少すると予測され、かなり入りやすい状況が発生するでしょう。
実際には、
入りやすいとの認識が広まる
⇓
チャンスありと考えて中学受験参入者が増える+上位校狙い増える
⇓
結局上位校の倍率はあまり変わらない
のようになりそうな気がしますが、それでも学力上位の人数が増える訳ではないので、上位校についても入りやすくはなるでしょう。
でも、だいぶ先の話なので、そもそも中学受験というものが、今と全く違う形態になっている可能性もありますね。