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日比谷高校と翠嵐高校の難関国立大合格実績比較(2022~2023年)

分析

大学合格実績の躍進が目立つ神奈川県立横浜翠嵐高校ですが、都立日比谷高校と比較してどうなのか疑問があったので、2022年、2023年の難関国立大現役合格率を比較してみます。

「難関国立大現役合格率」の定義

東大、一橋大、東工大、京大、国公立医(防衛医除く)の現役合格者数の合計を卒業生数で割ったもの(東大医、京大医のダブルカウントはしない)

日比谷の難関国立大現役合格率の推移(2022~2023年)

大学/入試年2022年2023年
東京大5333
京都大104
一橋大87
東工大53
国公医2311
合計9958
卒業生数322314
難関国立大現役合格率30.7%18.5%

翠嵐の難関国立大現役合格率の推移(2022~2023年)

大学/入試年2022年2023年
東京大4435
京都大410
一橋大127
東工大923
国公医1211
合計8186
卒業生数330358
難関国立大現役合格率24.5%24.0%

なんと、2023年については翠嵐が日比谷を上回っています。

日比谷の難関国立大現役合格率が30.7%→18.5%と急落したことが大きな要因ですが、翠嵐が日比谷を上回ったのは史上初だと思われます。

2023年は東大合格者数こそ大差ありませんが、翠嵐の京大、東工大の合格者数が多く、結果的に5.5ポイント上回っています。

翠嵐が躍進した理由

翠嵐の躍進の背景には、もちろん、学校側の大学合格実績向上に向けた取組みがあると思います。

それに加えて、私が着目しているは競合の少なさです。

日比谷の通学圏では、他の都立高校(西、戸山、青山など)や筑駒、開成、渋幕、早慶付属校が競合になるため、高校受験の最優秀層が分散する傾向があります。

一方で翠嵐の通学圏では競合する高校が少ないため、高校受験の最優秀層の多くが翠嵐第一志望となり、結果的に最優秀層を獲得できていることが躍進の背景にあると考えています。

3月10日には2024年の国立大合格発表があるので、翠嵐が2年連続で日比谷を上回るのか、注目です。

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