AERA dot.の記事「学歴フィルター? 「大東亜以下(9)」メールが炎上 偏差値と将来の収入に因果関係なしとの研究結果も」を読んで、驚愕しました。

なんと、
高卒より大卒、大卒より大学院卒のほうが得られる賃金の上乗せがあることがはっきりしている一方で、近年の研究では、大学の偏差値と将来の収入の間には因果関係がないと結論付けているもののほうが多いという。
出典: AERA dot.「学歴フィルター? 「大東亜以下(9)」メールが炎上 偏差値と将来の収入に因果関係なしとの研究結果も」
と書いてあります。
これが本当だとすると、努力して難関大学に入る意味って一体・・
また、中学受験家庭の多くは、難関大学に入りたいから、難関の中高一貫校を目指す訳なので、その意味も分からなくなってしまいます。
以下の記事「卒業生の年収が高い大学ランキング2021【ベスト30・完全版】」とも矛盾しています。

にわかには信じがたい内容なので、何か大事な前提条件を読み飛ばしているのかと思いましたが、そうではなさそうです。
恐らくこういう話なのでは
普通に考えると、明らかにおかしいので、恐らく以下のような話なのではないかと思います。
- ある高校3年生が、自由に進学先の大学を選択できたと仮定する
- その高校3年生が選択した大学よって分かれる複数の未来を比較することが可能だとして、未来の収入を比較すると、大学の偏差値と相関がない
上記のような話だとした場合、これが意味することは、
その人の能力によって将来の収入は決まってくるのであって、入った大学の難易度による影響は少ない
ということです。
言い換えると、
能力が高い人が、何かの理由で難易度の低い大学に進学したとしても、能力が高いので結局は高い収入を得られる可能性が高い
ということでしょう。
結局、能力が高い人は難易度の高い大学に入るので・・
上記のような話ではないかと推測しましたが、はっきり言って、前述の記事の「大学の偏差値と将来の収入の間には因果関係がないと結論付けているもののほうが多いという」という書き方では到底読み取れません。
誤解を与える内容なので、訂正した方が良いのではないかと。
しかも、能力が高い人は難易度の高い大学に入る確率が高い訳です。
ということは、
偏差値の高い大学=能力の高い人が多い=収入の期待値も高い
となるはずです。
このような実態にも関わらず、学歴フィルターの記事で「大学の偏差値と将来の収入の間には因果関係がない」という話を出してしまうあたり、学歴フィルターを悪者にしたいといった、恣意的なものを感じました。
別に、学歴フィルターを推奨したい訳ではなく、こういった恣意的な記事に違和感を覚えたということです。