今年も国立大学入試の時期がやってきました。
中学受験業界では、その年の東大合格者数が学校の人気を左右するため、各学校の東大合格者数に注目が集まります。
そして、中高一貫校であれば、6年前に入学した生徒のレベルが東大合格者数に影響するため、6年前に偏差値が上昇した中高一貫校の実績が伸びることがよくあります。
今回は、6年前の偏差値に着目することで、今年の東大合格者数が伸びそうな学校を予想します。
聖光学院
2月2日の1回目入試の偏差値が63に上昇したのが、2016年入試の世代です。
合格率ではすでに開成に並んでいる同校ですが、理論的にはそこから更に上昇して過去最高の合格実績を記録しても不思議ではありません。
ただ、東大合格者数という点では、医学部志望の割合にも左右されます。
武蔵
2016年入試の世代の偏差値は前年と同じ55でしたが、入試後に56に上昇しています。
つまり、2016年入試のレベルが高くて、それを反映して偏差値が上昇した可能性があります。
その仮説に基づくと、今年の大学受験世代のレベルも高い可能性があり、合格実績がさらに伸びる可能性があります。
武蔵は、ここ数年は、合格実績が伸びて、それにより偏差値がさらに伸びるというサイクルが継続しています。
一昔前の低迷が嘘のような復活です。
渋幕
1回目入試、2回目入試ともに、2016年入試の段階で偏差値が前年から1上昇していました。
入口のレベルは確実に前年より高かったので、今年の合格実績は伸びる可能性が高いです。