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2月1日受験校別併願パターンを2年前と比較(男子)

分析

リセマムでサピックスの2024年中学入試の併願パターンが公開されました。

それを2年前の情報と比較することで、変化を見てみます。

下の表の見方ですが、一番上の段は2月1日に開成を受験する生徒の、2月2日~2月4日の併願校を示していて、上から併願する生徒が多い学校順に並んでいます。

また、2年前との比較のために、2024年の情報と2022年の情報を交互に横に並べています。

例えば、2月1日に開成を受験する生徒が、2月2日に併願する学校は聖光学院が一番多い(2022年も2024年も)ということです。

赤字の学校は2年前から順位が上がってる学校、青字は下がっている学校を表しています。

ただし、4番目以降など大勢に影響ないものには色を着けていません。

2月1日受験校別併願パターンの2022年、2024年の比較(男子)

男子_2月1日校基準の併願校比較(2022年と2024年)

本郷の躍進

最難関校の2月2日併願校として本郷が軒並み順位を上げています。

開成の2月2日併願校も本郷が渋渋を抜かして2位になっています。

もともと同じ山手線の駅で、立地も近いという条件がありましたが、本郷の2月2日の偏差値が上がったことで、押さえとしてちょうど良い学校という認識が広がったと考えられます。

栄光学園は麻布の併願校としての順位が低下

麻布受験組の2月2日の併願校は栄光学園というのが以前は多かったのですが、2024年は本郷、渋渋に抜かれています。

入試問題が同じ思考力系の問題ということが良く言われており、そのことも併願が多い要因だったと考えられます。

ただ、もともと立地的にはかなり離れているため、そこまでして併願するくらいならもうちょっと近い学校に、という流れではないでしょうか。

一方で、駒場東邦の併願校としては3位に上昇しています。

もっとも、栄光学園が第1志望の生徒のデータも含まれているので、栄光学園の併願校として麻布を受験する生徒が少なくなったという要素もありそうです。

巣鴨も併願校として存在感を増す

巣鴨も存在感を増しています。

特に海城の併願校としては、2月2日、2月4日の両方で順位を上げています。

本郷、巣鴨の人気上昇の前に存在感が薄くなる城北

本郷、巣鴨の人気が上昇する代わりに、城北の順位が下がっています。

武蔵、海城の2月2日併願校としてそれぞれ順位が1位→3位、2位→3位に下がっています。

入試日程の変更によって2月4日入試がなくなった都市大付属

2月4日の併願校から都市大付属が消えていますが、これは入試日程の変更によって2月4日入試が無くなったためです。

2月3日入試はありますが、この表の学校に割って入るほどには併願されていないということです。

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