入口偏差値と出口(大学合格実績)には強い相関があるので、入口偏差値が上がれば大学合格実績も上がることが期待されます。
今回は、今年大学受験を迎えている学年の入口偏差値の変動に着目して、2024年大学受験実績における注目校を挙げます。
なお、以下に記載する偏差値はサピックス偏差値です。
駒場東邦
偏差値が61→58に下がった年に入学した学年が今年大学受験。
昨年の合格実績がここ数年の中でもかなり良かったこともあり、それよりは下がると予想するが、ここで踏ん張れば学校の教育の力が証明され、今後も期待できる。
栄光学園
偏差値が60→62に上昇した年に入学した学年が大学受験。
聖光学院ばかりが話題になるが、今年は合格実績が上がる可能性あり。
市川
偏差値が52→54に上昇した年に入学した学年が大学受験。
合格実績も上がることを予想。
広尾学園
医進サイエンスの偏差値が54→57に上昇した年に入学した学年が大学受験。
国公立医学部が狙える層が入っているはずで、出口は目に見えて良くなるはず。
鷗友学園
1日入試の偏差値が50→48に下がった年に入学した学年が大学受験。
昨年の実績が良くなったので、昨年から入口偏差値は実質48だったのかも知れない。
その場合は昨年同等の実績が予想される。
この予想は意外と難しい
以上はあくまで個人的な予測です。
入口偏差値の変更が、その年の入試結果を踏まえた変更なのか、翌年の入試に向けた人気度を反映した変更なのかによっても変わるので、この予想は意外と難しいです。