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中学受験における付属校人気への警鐘

中学受験全般

最近のプレジデントオンラインの記事で、兄の志望校を検討したときの私の考えに近いことを書いた記事があったので紹介します。

"MARCH付属"を蹴った小6女子の勝ち組人生 伸びしろのある子は"付属"は避けよ
中学受験でMARCH付属校の人気に拍車がかかり、偏差値がどんどん上がっている。この先どうなるのか。中学受験塾代表の矢野耕平氏は「いまの偏差値はかなり高騰した状態で、将来的には今より下がる可能性もある。子どもを安易に付属校に進ませると、結果的に成長の芽を摘んでしまうこともある」という——。

この中で特に認識する必要があるのは、

いまは「大学入試改革の不明瞭さ」「大学入試の難化」という外的要因で難化しているが、大学入試が落ち着きを取り戻したら、MARCHの各大学の偏差値は下落する(というより、元に戻る)可能性が高いと見る予備校・塾関係者は多い。

プレジデントオンライン 「”MARCH付属”を蹴った小6女子の勝ち組人生」より

ということです。

中学受験の偏差値というのは特殊で、一生懸命に勉強をしている子の集団の中での偏差値なので、サピックス偏差値が50でも、同学年の小学生全体ではかなり上位になるため、実はすごいことなのです。

にもかかわらず、この記事にも書かれているように、もっと上に行ける可能性があるのに、親の判断で学歴上の天井を決められてしまうということです。

一方、今は昔ほど学歴社会ではなくなってきているし、優秀な子であれば、大学など関係なく自ら道を切り開いていけるはずだという考え方もあると思います。

また、付属校であれば、受験勉強に時間を取られない分、自分の好きな分野を時間をかけて伸ばすことができるという利点もあると思います。

家庭により何を重要視するかは違うので、どちらが正解ということはありませんが、私は子供がこの先自分の意思で様々な可能性に挑戦していけることを重視し、大学付属校は最初から薦めませんでした。

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