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2020年難関国立大の合格者数速報から考察

分析

インターエデュに2020年の難関国立大の合格者数の速報が掲載されました。

https://www.inter-edu.com/univ/

まだ、国立大医学部の情報などは集まりきっていないようですが、現時点の情報から考察してみます。

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現時点の合格実績から考察

東大と同等の難易度の国立大医学部の合格者数が出揃ってない学校が多いので、難関国立大の合格力という視点での考察は難しいですが、現時点で判明している大学(東大、京大、一橋大、東工大)の合格者数をもとに、気になった学校について考察します。

  • 開成
    国立大医学部以外の難関国立大の合格者数は前年同等です。
    昨年、国立大医学部が70名とかなり高い実績だったので、今年はどこまでそれに近づくかが焦点です。 
  • 桜蔭
    東大の合格者数が66⇒85に伸びています
    医学部志望が多い学校で、国立大医学部も昨年と同レベル以上にはなると推測されるので、かなりの躍進です。
     
  • 海城
    以前の記事で、今年実績が伸びると予想していましたが、やはり東大合格者数が46⇒59と伸びています
    入口偏差値が上昇しているので、今後もこれくらいの実績が継続すると予想します。  
  • 聖光学院
    東大合格者数が93⇒62に減っています。
    国立大医学部の実績は現段階で昨年を上回っているので、医学部志望が多かったのだと推測されます。
    ただ、このままの値で確定だとすると、2020年の難関国立大合格力は減少することになります。(65%⇒49%)
  • 麻布
    東大合格者数が100⇒60に激減しています
    一橋大や東工大の合格者数も減っているので、もしこのままの値で確定だとすると、2020年の難関国立大合格力はかなり減少することになります。

麻布は入試対策をあまりやらず、生徒の自頭の良さで勝負しているような学校ですが、この年代が中学受験した頃の状況は、偏差値的に駒場東邦に追いつかれた年だったので、今までであれば麻布に入学していた層の一定数を駒場東邦に取られたことが原因と推測されます。

この仮説にもとづくと、数年は同じような合格実績が継続する可能性がありますが、再び偏差値的に駒場東邦を上回った2018年中学受験組が大学受験する、2024年あたりから回復してくるということになります。 

なお、東大の合格者数は、サンデー毎日の情報が正確なので、おすすめです。

今年は、現在発売中の3/22号に掲載されています。

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