サピックスの合格実績ですが、徐々に繰り上げ合格の数も反映され、最終的な値に近づいてきています。
SAPIX小学部|有名中学を中心に高い合格実績を誇る進学教室
有名中学を中心に高い合格実績を誇る進学教室
開成など一部の学校については、この後の数日で若干増加すると思いますが、多くの学校ではこれでほぼ確定だと思います。
なので、前年の合格者数と比較することで、今年の合格実績がどうなのか判断することができます。
2021年 サピックス 難関校合格者数(男子・共学校)(2月10日時点)
筑駒:77名(昨年:94名)18%↓
開成:259名(昨年:286名)9%↓ ※例年だとここから10名程度増加
麻布:204名(昨年:183名)11%↑
武蔵:61名(昨年:52名)17%↑
渋幕:380名(昨年:338名)12%↑
聖光学院:229名(昨年:239名)4%↓
栄光学園:104名(昨年:129名)19%↓
筑波大附属:87名(昨年:65名)34%↑
都立小石川:25名(昨年:35名)29%↓
駒場東邦:159名(昨年:183名)13%↓
海城:240名(昨年:270名)11%↓
渋渋:240名(昨年:251名)4%↓
慶応普通部:130名(昨年:104名)25%↑
慶応中等部:134名(昨年:146名)8%↓
早稲田:213名(昨年:179名)19%↑
早大学院:61名(昨年:51名)20%↑
早稲田実業:64名(昨年:56名)14%↑
広尾学園:311名(昨年:336名)7%↓
浅野:255名(昨年:285名)11%↓
上記合計:3233名(昨年:3282名)1%↓
2021年 サピックス 難関校合格者数(女子校)(2月10日時点)
桜蔭:160名(昨年:172名)7%↓
女子学院:139名(昨年:148名)6%↓
雙葉:54名(昨年:61名)11%↓
豊島岡:290名(昨年:293名)1%↓
洗足学園:124名(昨年:127名)2%↓
フェリス:79名(昨年:76名)4%↑
鷗友学園:102名(昨年:98名)4%↑
上記合計:948名(昨年:975名)3%↓
考察
以下のことが言えます。
- サピックス在籍者数は昨年の6013名から3%増加の6179名であったにも関わらず、これらの難関校の合格者数は昨年の4257名から2%減少した4181名となった。
- 特に女子校の難関校合格実績が減少しており、女子御三家は軒並み5%以上の減少
- 男子校についても、最難関の筑駒と開成が大きく減少、難易度が近い聖光学院も減少
- 一方で麻布と武蔵が大きく増加
- 上記3点の結果から、最難関校からその次の難関校に志望者がシフトした可能性もある?
- 早慶の付属校の合格者数が大きく増加しており、付属校人気で志望者数自体が増えた可能性がある
現時点では受験者数が分からないので、合格者数から分かることを考察してみました。
今度、中学入試分析会の資料が配布されたら、どの程度の結果偏差値だったのか分析してみたいと思います。
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