雨温図を使った問題は社会で頻出しますが、兄の場合、最初の頃は試験で間違いが結構多かったです。
原因は、グラフの形を漠然としたイメージで捉えていたので、問題に似たような都市が複数出てきたときに、引っかかって間違えるというパターンでした。
入試問題の場合は、必ず紛らわしい都市が出るので、それに惑わされずに都市を判別できる方法を身につけていく必要があります。
その中でも、以下の識別方法を覚えたところ、間違いが減ったのでご紹介します。
あくまで、太平洋岸気候とか瀬戸内式気候といった地域による特徴を覚えるのが前提で、その上でのちょっとしたコツです。
北海道の都市を識別する
本州でも、冬に平均気温が氷点下になる都市はありますが、3月の平均気温に着目すれば北海道かどうか判別できるということです。
札幌は北海道の中では3月の平均気温が少し高く約1度ですが、逆にこれを覚えておけば札幌が識別しやすくなります。
冬に雪が降るので、冬の降水量が多めであれば、確定という感じです。
札幌と松本を識別する
札幌と松本は、雨温図の問題にほんと良く出ますね。
あと尾鷲も良く出ますが、こちらは特徴的なので、高知と間違えないようにすれば困らないと思います。
松本は内陸性気候の都市で、2月までは平均気温が0度近くと低いので、平均気温の折れ線グラフの形だけ見ると札幌と紛らわしいです。
さっきの北海道の識別方法によって、3月の平均気温に着目すれば、簡単に識別できます。
実際には、降水量も合わせて見れば、札幌は雪が降る冬の方が多いのに対して、松本は内陸なので降水量が少ないという違いがありますが、平均気温だけでも識別できるようになることで、より楽に解けるようになります。
今回は雨温図の例でしたが、子供の間違えやすい問題については、解き方が確立できているかを子供にも聞きながら確認し、対策することで志望校合格に一歩前進できると考えています。
サピックスであっても、そこまで個別の指導はできないので、こういう部分で親が助けてあげるのが良いと思っています。