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難関校のサピックス偏差値は6年間でどう変わったか(男子)

分析

中高一貫校の入口偏差値の変動は、入学する生徒のレベルの変動を表すため、今後の大学合格実績を占う上で重要な情報です。

今回は今年(2024年)の男子サピックス偏差値(男子校・共学校)について、6年前(2018年)からどう変わったかを調べてみました。

なお、今年(2024年)の偏差値はリセマム等のサイトで公開されている情報をもとにしています。

難関校のサピックス偏差値は6年間でどう変わったか(男子)

まず一見して、上昇している学校が多いことが分かります。

単純に平均すると偏差値で1.2程度上がっています。

これは、サピックスの大衆化による、塾の平均レベルの低下による影響と考えられます。

そのため、偏差値1程度の上昇については、実質的な難易度の上昇はないものと捉えた方が良さそうです。

以下、気になる学校についてコメントします。

聖光学院

2024年の東大合格者数が衝撃の100名に達した聖光学院ですが、それは偏差値64の年に入学した生徒の実績です。

そこから偏差値が更に2~3上がっているということは、この記録を来年以降更に伸ばす可能性が十分あるということになります。

栄光学園

大半の学校が偏差値を上げる中、6年前から2下がっています。

これは、今までなら栄光学園に入っていたような神奈川の最上位層が聖光学院に流れていることが大きな理由だと考えられます。

真面目な校風の学校で進学実績は昔から良いのですが、今後の進学実績の推移が気になります。

海城

2024年の東京一工国医の合格実績で麻布、渋渋を上回った海城ですが、6年前と比較して偏差値が2~3上がっています。

以前から入口偏差値に対して出口の良い学校でしたが、もう一段の合格実績の伸びが期待できます。

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