2月12日時点のサピックス合格者数速報において、筑駒の合格者数が昨日より13名増え95名になりました。
タイミング的に合格者の入学辞退による繰り上げ合格だと考えられます。
サピックスの筑駒合格者数が82名から13名(16%)増えたということは、全体としては当初の合格者数128名×0.16=20名くらいの繰り上げがあったと思われます。
筑駒でこれだけの繰り上げ合格が発生するのは珍しいですが、その要因として以下が考えられます。
- 筑駒は2024年度から神奈川県における通学区域を拡大することから、聖光との併願が増え、聖光合格者の辞退が増加
- 東京都の高校授業料無償化により、開成、渋渋などの合格者の辞退が増加
筑駒に通う生徒は超優秀ですが、今は学校自体の付加価値が問われる時代です。
大学合格実績は、地頭の良い生徒の大半が鉄緑会に通うことによって作られていることも知られており、ここにきて学校自体の価値をシビアに見られるようになったきたということでしょう。
この傾向は一時的なものではなさそうなので、来年は合格者数を最初から増やしてくる可能性があります。