6年生の多くはこれから受験本番だと思いますが、本命校受験で実力を出し切るためには、メンタルケアが重要になってきます。
お子さんのタイプによっても違うので、一概には言えませんが、我が家では昨年の長男の受験の際に以下のようなことに気をつけた結果、無事第一志望に合格できたのでご紹介します。
気をつけたこと
まだ小学生なので、「この数年間の努力の結果が全てこの入試結果にかかっている」などと考えてしまうと、力み過ぎたり、プレッシャーで実力が出せなくなってしまいます。
なので子供が、
- 力を出し切ることだけに集中できるよう
- 精神的に楽になるよう
- 自分に自信を持てるよう
心がけました。
具体的声掛け例
具体的には、以下のように声掛けしました。
力を出し切ることだけに集中できるよう
本命校受験の数日前からは、
「とにかく力を出し切ることに集中しよう。結果は二の次だ。勝手についてくる。」
ということを度々言って、結果を気にするより、自分ができることに集中するよう仕向けました。
精神的に楽になるよう
それでもやはり、「本命校が不合格だったらどうしよう」と考えてしまうことはあると思うので、精神的に楽になるように、以下のような声掛けをしました。
「2月2日以降の学校もすごく良い学校なんだから、そちらに通うことになったとしても嬉しい。」
「ここまで来たら、いままで勉強してきたことを出せれば、それでいい。」
「入試で緊張したっていい。みんな緊張するんだし、大事なのは問題に集中すること。」
「いままで勉強してきたことは、これからの人生に絶対に役立つんだから、結果がどうあれ無駄にならない。」
自分に自信を持てるように
更に、今までの成功体験を思い返すことで、自信を持てるようにしました。
「1月校はそんなに簡単な学校じゃないけど合格できたね。」
「模試の結果からも合格圏にいるんだし、SSでも毎回上の方の順位なんだから、周りは気にせず、自分の力を出し切ることだけに集中しよう。」
「過去問はほとんど合格点だったんだから大丈夫。その調子でやればいい。」
一度だけではなく、折に触れて何度か言うと、本人も「確かにそうだよな」と自信を持てると思います。
親は一切動じないこと
あと、もうひとつ大切なのは、親は一切動じないということです。
例え1月校が残念だったとしても、
「名手でもエラーすることはあるからね。本命校じゃないし。」
と全く意に介さないという態度をとることが大切です。
そして、「自分の力を出せば大丈夫」と、親が本心から思っている様子を子供に見せることで、不安を払拭してあげましょう。