先日、サピックスマイページで公開された2021年の入試結果情報。
今回は神奈川県のフェリス女学院について考察してみます。
近年は難易度が低下傾向
以前は神奈川県の女子校と言えばフェリス女学院でしたが、最近は洗足学園にその場を奪われ気味です。
その影響からか、偏差値上はあまり変化がないものの、入試結果情報を見ると近年は難易度が低下してきていることが分かります。
その結果、2021年入試では、サピックス偏差値50で70%合格できるレベルになっていました。
それ以外に目についたことを挙げます。
- 2020年よりも難易度が低下している(2020年は偏差値50で60%程度合格)
- 偏差値48だと合格率30%程度であり、偏差値50を境目に合格率がはっきり分かれる
- 偏差値60以上の受験者も全体の5%程度存在し、根強い人気が伺える(地理的条件で他に流れないのかも)
- 偏差値58以上は100%合格
昨年の入試結果情報から見ても、サピックス偏差値としては52が妥当だと思っていましたが、2021年入試もそれを裏付ける結果となりした。
サピックスでは、学校への配慮からか、下がる方向への急激な偏差値の変更は避ける傾向があるように思いますが、今の偏差値表でフェリスが55というのは、実際の入試結果からずれていると言わざるを得ません。
グラフから見て、53が妥当だと思います。
熱望組は、偏差値50以上であれば積極的にチャレンジを考えて良いと思います。