香蘭女学校は、立教大への推薦進学枠が2025年度大学入学予定者から160名に増員(現在の枠は97名)されると発表しました。
香蘭の一学年の定員が160名なので、一定の基準を満たせば、ほとんどの生徒が立教大に進学することも可能な推薦枠ということなります。
現在の香蘭の中1~高2で、立教大への推薦入学希望だった生徒にとっては、ガッツポーズものの決定でしょう。
【プレスリリース】立教大学への推薦進学枠が160名に増加 | 最新のお知らせ|香蘭女学校 中等科・高等科 ST. HILDA'S SCHOOL
品川区にある中高一貫教育の香蘭女学校のトピックスです。キリスト教の精神を教育の基盤に置きながら、長年日本人としての心を育む時間を大切にしてきております。
一方、中学入試の難易度についてはどうなるでしょうか。
一瞬、偏差値が上がるだろうと思いましたが、良く考えるとあまり変わらないかもと思っています。
その理由は以下のとおりです。
- 今までも定員の半分以上の立教大推薦枠があるが、できればそれより高いレベルの大学も狙って欲しいという家庭が多く受験していた(と思われる)
- 立教大への推薦枠がもともと多い立教池袋(男子校)、立教新座(男子校)、立教女学院の偏差値も、現在の香蘭の偏差値とあまり変わらない
やはり、保護者として一番気になるのが、立教大への推薦入学が前提となると、中高ではそこまで真剣に勉強しなくなるだろうということです。
全体の雰囲気がそうなると、その中でひとりだけ他の大学の受験を志すのはそう簡単ではありません。
一定数は、そのことで香蘭の受験を回避すると思われるので、志望者数は結果的に今年とあまり変わらない可能性があると思っています。