申し込んでいた、洗足学園のWEB学校説明会を見ました。
まだ申し込めるので、興味がある方は学校ホームページから申し込んでください。
個人的な感想ではありますが、思ったことを書きます。
WEB学校説明会の感想
インフラ・教育内容
- 校舎が綺麗で、学校生活が楽しそう
- 帰国子女が一定数いるので、英語教育にも力を入れている
- 系列に音楽系の大学があり、音楽の設備、授業にも力を入れてそう
- 「洗足」の由来を初めて知った
入試制度
2月1日の第1回、2月2日の第2回入試においては、2科目(国語・算数)と4科目の2種類の選抜方式があるというのは、初めて知りました。
学校ホームページの説明では、
合否判定は、まず合格者発表数の80%を、2科の合計点上位から順番に選びます。残った20%は4科で受験した人の中でまだ合格が決まっていない受験生の4科の合計点の上位から順番に選びます。したがって、4科受験生は判定の機会が2回あります。
とあります。
これ、国語と算数が得意な子に圧倒的に有利な制度ですね。
何しろ、理科と社会は、残り2割の枠の判定にしか使われない訳なので。
洗足学園の熱望組の場合、理科と社会の勉強に時間使うくらいなら、算数に使った方がいいという戦略すら成立しそうです。
「4科受験生は判定の機会が2回あります。」と、4科受験にも意味があることを強調していますが、やっていることは、理科と社会の軽視です。(それが悪いとは言ってません)
2科受験がある理由
学校ホームページには、
保護者の方の転勤などにより、小学校6年生になってから本校の通学圏に引っ越をされ、中学受験に取り組むご家庭も多くいらっしゃいます。このような受験準備の短い方にも広く門戸を開くために、2教科受験を実施しております。
とありますが、そのような条件に合致する家庭は全体の数%程度でしょうし、そんな一部の家庭のことを考えて、合格枠の大半を80%を2科で判定する入試制度にしたというのは、信じがたいです。
恐らく、真の狙いは、
- 算数と国語だけで受験できるようにして、とにかく多くの人に受験してもらう
- 学習量である程度カバーできてしまう理科と社会の比重を低くすることで、地頭の良い生徒を選抜したい
- これらにより、優秀な生徒を集め、進学実績を伸ばす
ということではないでしょうか。
複数回受験生を優遇
複数回受験をした場合、繰り上げ合格の判定をする場合の点数を、各教科ごとに、複数回受験した中で一番良い点数を採用するということです。
2020年の実績では、繰り上げ合格の数は、募集定員の1割程度ですが、この制度だと、繰り上げ合格の判定においては、3回受験の子は1回受験の子に対して大きなアドバンテージを持つことになります。
これは、学校としては熱望組に入って欲しいということでしょう。
小4の長女にとっても、受験校になる可能性があるので、今後も情報は収集していこうと思います。