ダイヤモンドオンラインの記事「学歴や年収が高くなった子どもに共通する「IQより重要なある力」とは」の内容が興味深いです。
この記事では、自己コントロール力の重要性が書かれていて、自分の情動を適切にコントロールすることは、勉強や仕事に取り組む際にも、人間関係上でも、必要不可欠ということです。
ミシェルたちは、保育園児550人以上にマシュマロ・テストを実施し、その子たちが青年期や成人期、中年期になったときにも追跡調査を行っている。
その結果、幼児期により大きな満足のために欲求充足を延期することができた者は、10年後の青年期には、欲求不満に陥るような状況でも強い自制心を示し、誘惑に負けることが少なく、集中すべき場面では気が散らずに集中でき、ストレスにさらされても取り乱さずに建設的な行動を取りやすいことがわかった。
さらに、20代後半になったときも、幼児期により大きな満足のために欲求充足を延期することができた者は、長期的目標を達成するのが得意で、危険な薬物は使わず、高学歴を手に入れ、肥満指数が低く、対人関係もうまくやっていくことができるというように、自己コントロールがきちんとできていることが確認された。
よくよく考えてみると、その通りだと思いました。
仕事でも、必ずしも「学力が高い人=仕事ができる人」ではありませんが、自分を律することができる人が、仕事も上手くやれる人というイメージはありますよね。
で、こういう自己コントロールの能力って、結構、遺伝的要素が大きいような気もします。
ときどき、親族が揃って成功している家系の方(うちの家系は残念ながら違います)がいらっしゃいますが、こういう自己コントロール能力が優れている印象があります。
IQに多少のばらつきがあっても、自己コントロールの能力があれば、それを補って、世の中で成功する確率が高いということだと思います。
中学受験で言えば、ほっといても自分で勉強を進めて難関校に合格するようなタイプの子が、自己コントロールの能力がある子なんでしょうね。