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早慶の進学実績は扱いが難しい

学校情報

朝日新聞EduAの記事「早慶上理トップは頌栄女子学院、10校中8校を私立女子校が占める」について。

早慶上理トップは頌栄女子学院、10校中8校を私立女子校が占める|大学合格者ランキング2022 「現役進学率」編|朝日新聞EduA
大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」を採用することが多い。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても1人と数える「実合格者数」という指標を紹介してきた。さらに正確に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」だ。現役の進学者数を卒業...

早慶の進学実績というのは、扱いが難しいです。

というのも、同レベルの国立大に合格すれば、そちらに進学することが多いのと、そもそも経済的余裕がある家庭の生徒が多く通う学校の方が、早慶の受験者数、進学者数が多くなるからです。

また、女子の場合には浪人をさせないことが多いため、1浪してまで国立大を目指さずに、早慶に進学するケースが多くなります。

これらのことから、早慶への進学割合は(同レベルの学校同士の比較では)女子校の方が高くなりますし、早慶に多く進学していることをもって、単純に進学実績が高いと考えることもできないと思います。

早慶の進学者数が参考になるケースとしては、東大合格者数が毎年数人以下で、現実的な目標として早慶を目指す生徒が多い学校の場合です。

そのような学校同士であれば、早慶の進学者数を進学実績として比較する意味が出てきます。

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