今週末は不要不急の外出を控えるようにアナウンスがされており、サピックスでも、少なくとも新4年生は今週末(3月28、29日)の春期講習が中止となりました。
しかし、6年生は受験まで10か月であるという事実に変わりはないので、どうせ外に出れないのなら、この状況を逆手にとって、今のうちに苦手分野の克服に取り組むことをおすすめします。
以前、「中学への算数」について、下記の記事を書きましたが、今年3月に新しく出た「中学への算数 2020年4月増刊 合格を決めるキーポイント」を書店で見てみたところ、6年生の算数強化にはかなり良さそうな内容だったので、ご紹介します。
「中学への算数 2020年4月増刊」の内容
内容は以下のようになっています。
「2020年4月増刊 合格を決めるキーポイント」
■難関中学を目指す人の足固めのために
■中堅中学を目指す人の最後の点検のために
●本書のねらい
本書は、中学入試において“差がつきそうな分野”“苦手にしている人が多い分野”を得意分野にしてもらうことを目的とした解説中心の学習書です。 最近の中学入試の傾向に合わせて,受験生が身につけておきたい必須手法や天秤算、シャドーなどの少し発展的な手法をまとめてあります。 さらに、理解度を確認する意味で、解説の後に練習題を豊富に設けてあります。●本書の構成
下表のとおり全11章で構成し、各章には、「解説」「練習問題」「練習問題の解答」が用意されています。 さらに、少し発展的ですが面白い事柄を「トピックス」として、取り上げています。INDEX
東京出版WEB STOREより
§1 倍数と約数
§2 余り
§3 規則性
§4 場合の数
§5 面積
§6 線分比・面積比
§7 動く図形
§8 立体図形
§9 逆比と天びん図
§10 ダイヤグラムとシャドー
§11 グラフの読み取り
中学入試で頻出、かつ差が付きやすい、「規則性」、「場合の数」、「立体図形」、「ダイヤグラム」が収録されているのがポイントです。
また、中学への算数は全般的にそうですが、各分野の良問が収録されているので、これを解いた上で解説をしっかり読んで理解すれば、算数を強化することができそうです。(イメージ的には長男が算数の仕上げで使った増刊号と似た感じ)
なお、問題を解く際には、紙面は余分なスペースがないので、別で白紙を用意して解くことをおすすめします。字や図を小さく書く癖がついてしまうと良くないので、意外に大事なことです。
「中学への算数」の増刊号は、例年、発売後しばらくすると売り切れになってしまうので、購入する場合には早めの購入をおすすめします。