前回の記事で、過去問を解いて分かった苦手分野については、入試本番までに対策することが重要だと書きました。
今回は、兄の入試の直前(11~1月)にやった、「中学への算数」を使った苦手分野の対策の方法を紹介します。
なお、基本的にはサピックスの教材で十分だと考えており、明確に不足する点がある場合のみ、厳選した教材を買うことにしています。
むやみに参考書を買うことはおすすめしません。
今回紹介する「中学への算数」も、臨時増刊号が非常に役に立ったということであり、毎月出ているものは買っていません。
取り組み方法
東京出版の「中学への算数」の6月臨時増刊号「必ず解きたい算数の100問」を買い、以下のように取り組みました。
- 掲載されている問題は、「平面図形」といった分野で分かれているので、強化したい分野を見つける
- 同じ分野でも、色々なパターンの問題があるので、過去問で間違ったのに似てる問題を探す
- 誌面の大きさの関係で問題が実際よりも小さく印刷されている上、同じページに解答・解説も書いてあるので、問題だけ拡大コピーしたものを用意する
- 回答用紙に見立てた紙を用意する
- 10分とか適切な時間を設定して解く
兄の場合は、ダイヤグラムを使って解く、速さと距離の問題(A地点とB地点を同時に出発して何分後にすれ違うとか)や、図形で相似形を使って解く問題、規則性の問題など強化したかったので、該当する問題を探して解きました。
入試前になってくると、サピの教材はだいたい既に一度解いてしまっているので、狙った分野で初見の問題を準備するのが意外と難しかったのですが、これのおかげで助かりました。
良かった点
- 様々な学校の過去問が載っているので、過去問で既にやってしまっているということが少ない
- 良問を選んで掲載されている
- 難易度が表示されているので問題を選びやすい(上位校であれば難易度Bがちょうどいい)
- サピの先生も監修に参加しているので安心感がある
対策の効果
この対策の結果、ダイヤグラム使った問題は入試本番でも出て、無事解くことができました。
合格するために必要なのは、こういう実効的な取り組みを積み重ねることだと実感しました。
この「中学への算数」の臨時増刊号は今年も同様の内容で発売しているようなので、これから苦手分野の対策を検討している方にはおすすめです。